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フランス/トゥルコアン特派員ブログ 冠ゆき

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2020年12月19日

No.601クスクスがユネスコの無形文化遺産に!


No.601クスクスがユネスコの無形文化遺産に!

北アフリカの代表料理クスクス(couscous)が2020年12月16日ユネスコの無形文化遺産に登録されました!アルジェリア、モロッコ、モーリタニア、チュニジアの4ヵ国共同での登録となります。北アフリカの料理ですが、フランスではすでにピザと同じくらい市民権を得ている料理。レストランのメニューでもよく見かけますが、家で作る人も少なくありません。


601.JPG

クスクス料理 ©Kanmuri Yuki

どういうものかというと、玉ねぎや人参、ズッキーニ、かぶら、パプリカなどいろいろな野菜と鶏肉や羊肉、ひよこ豆を、ラスエルハヌート(Ras El Hanout)などのクスクス専用のスパイスで煮たものと、焼いたメルゲズ(スパイシーな羊肉ソーセージ)、フランス語でスムール(semoule)と呼ばれる硬い小麦の粒とともに供する料理です。


巷では、スムールとクスクスが混同されることがあるようですが、クスクスとはあくまで料理の名前で、一緒に食べるつぶつぶの小麦(=スムール)のことではありません。


クスクスのスパイスに使われているのは、クミン、シナモン、ジンジャー、コリアンダー、カルダモン、ナツメグ、胡椒、ターメリックなどを組み合わせたものです。


クスクスはおなかがいっぱいになる(なりすぎる?)!というイメージがありますが、それはスムールの量とメルゲズの量で調整可能!実のところは、たくさんの種類の野菜をたっぷり食べることができ、案外日本人好みの料理なのではないかと思います。好みによって辛いハリサなどを足して食べますが、辛いのが苦手な方は足さなければいいだけで、問題なく召し上がれる味でしょう。


クスクスの起源はベルベル人と考えられており、歴史は1000年も続くと見られています。それだけ長く広く伝わってきた料理なので、一家にひとつクスクスのレシピがあると言われるくらい多種多様でもあります。地域によっては魚のクスクスもあり、これまたなかなかおいしいものです。


最近では日本でもクスクスを供するレストランがあるようですし、機会があれば、ぜひ皆さんも一度「無形文化遺産」の味をお楽しみください。

(冠ゆき)

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    トゥルコアン特派員
    冠ゆき
    山田流箏曲名取。1994年より渡仏。大学院での研究の傍ら、大学や専門学校で日本語日本文化講師を勤める。2000年より、ポーランド、イタリア、中国の生活を経た後、2013年フランスに戻る。旅好きでもあり、今までに訪れた国は約40ヵ国。6ヵ国語を解する能力と多様な文化に身をおいてきた経験を活かし、柔軟かつ相対的視点から、フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介中。
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