色も生地もしっかり分けます!オーストリアの洗濯事情
ゼアブス!
今回お伝えするのはオーストリアの洗濯事情です。
こちらの洗濯洗剤は衣服の色毎に分けて売られています。
というのも、オーストリアでは洗濯物は熱湯で洗うからです。
容器の色から分かるように左から黒か濃い色用、明るい色用、白用となっています。
洗濯機にもよると思いますが、水の温度は20度から95度まで設定出来て一般的には30度から60度前後で洗濯を行います。
ただしだからといって好きな水温で洗濯をしていいわけではなく、それぞれの衣類のタグに書いてある基準の温度以内で洗わなければなりません。
ちなみにこの写真の衣類は60度と書いているので60度以内の水温で洗います。
日本で水温も衣類の色も気にせずに洗濯していた身としてはオーストリアに来て一番面倒だったのがこの洗濯。うっかり黒い衣類に白物を混ぜてしまって黒ずんでたなんてこともありました。
しかも色や温度だけでなく、生地の種類によっても分類しなければなりません。
たとえば、夫のお母様は1回目の洗濯では下着類、2回目はジーンズ類、そして3回目はタオル類と分けて洗濯しています。
また、水がもったいないからと洗濯槽がいっぱいになるまで服を溜めておき、洗濯も週に1回程度なのでお母様に洗って欲しい服を渡すと1ヶ月は返ってきません(笑)
更に困るのは洗濯機。
黒物、明るい色、白物、ジーンズ、エコモード、毛布...などたくさんの洗濯モードがあり、ドイツ語に不慣れな時は一体どのモードで洗えばいいのか分からず辞書片手に一つ一つの単語を調べながら洗濯をしていました。
そしてこの洗濯時間の長さ。
これは白物を洗う時の時間ですがなんと2時間45分!
(※我が家の小さい洗濯機では2時間45分ですが、お母様の家の大きな洗濯機では1時間程度だったそうなので、洗濯機の種類によって違いがあると思われます。)
お湯の温度を低く設定すると少しは短くなりますがそれでも2時間はかかります。
しかも一旦蓋を閉めてスタートボタンを押したら一時停止も出来ないので後から洗濯機に入れ忘れたなんてことに気が付いても手遅れ...。
一応短縮モードというのもあり、それで洗うと15分で終わるのですがしっかり洗うには向いていません。
こんな感じなので久しぶりに日本に帰った時の洗濯はすごく楽に感じます。
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