インスブルック市内の危険な場所リスト

公開日 : 2014年08月05日
最終更新 :
筆者 : Obi

ゼアブス!

夏真っ只中のチロルにはたくさんの観光客が訪れていますが、最近は日本人観光客も多く目にします。

そこで今回はチロルの中でも最も訪れる人が多いインスブルックを観光する際に気を付けて欲しいトラブルについてご紹介します。

オーストリアは比較的治安の良い国ですが、ここチロルも一人旅でも歩きやすく観光客が巻き込まれたトラブルはあまり聞きません。

しかし、だからといって日本にいるような感覚で街を歩くのは危険です。

以下は地元の人達も夜は避けて通る場所とそこで私が実際に体験した事など特に女性に気を付けて欲しいことです。

◆インスブルック市内の危険な場所◆

昼はそこまで危険でなくても夜は絶対に避けてください。

①インスブルック中央駅

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駅なら人がたくさんいるし明るいし安全にも思えますが、地元の人達が危険だと夜は避けてわざわざ別のバス停まで行くほど日が落ちた後のインスブルック駅は安全とはいえません。ただ、旅の都合上夜にインスブルックに到着する方もいると思うので、着いたらその場に長居せず人通りの多く明るい場所に移動してください。人が多い分スリにも注意。エスカレーターなどでは貴重品の入った荷物は前で持つようにしてください。

駅周辺は警察も何人か見回りをして立っているので危険だと思ったらすぐ警察へ。

②博物館付近のホテル街

ホテルが並んでいる場所なら安全と思ってしまいそうですが、ここは①の駅と違って夜は人通りもほとんどなく、警察の見回りも無いので個人的に最も危険な場所だと思っています。

これは私が体験した中で一番恐怖を感じた体験ですが、以前夜になってオーストリアに来ていた友人をホテルまで送って主人を待っていたのですが、ホテルのフロントも閉まっているし玄関のすぐ前なら大丈夫だろうと思ってドアを開けて外に出て数分で目の前を歩いてきた男性に『売春婦!』と罵られました。そして更にその後に歩いてきた男性に一緒に行こうと連れて行かれそうになったのでホテルの中に逃げようとした際に周りを見たら私を取り囲むようにいつの間にか車が数台止まっていて中にいた人達がこちらを見ていたことがありました。ここまで危ない目に遭って初めて出かける前に主人が『迎えに行くまで絶対に一人で外に行かないこと。夜は別世界になるからね。』と言っていた意味と自分がいかに平和ボケしていたのかが分かりました。私は運良く逃げることが出来ましたが、連れて行こうとした人が複数でそのまま車に乗せられていたら取り返しのつかないことになっていたでしょう。

ホテルの近くには博物館もありますが道は暗いです。

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インスブルック市内には夜になると売春で道に立っている女性も多くいるので私もそういった商売をしていると誤解されたのだと思います。こういうこともあるので特に女性は絶対に夜は外に出ないようにしてください。

③マリア・テレジア通り

同じオーストリアにいる外国人として言いたくはないのですが、移民による犯罪もチロルではかなり増えています。

数年前はマリア・テレジア通りで移民夫婦の夫が妻を滅多刺しにしてそのまま放置して逃亡する事件もありました。旧市街には移民街があるらしく、夜になるとこの通りから②でも述べたホテル街にかけて外国人が多くたむろしています。夜この辺りを歩かなければならない時はいつも数人でいるのですが、それでも細い路地裏からいきなり腕を引っ張られたりいやらしいことを言われたりします。

また、こういった人達は夜だけでなく昼間でも声をかけてくる場合があるので注意が必要です。そういう時は無視するか言葉が通じないフリをすると大抵離れていきます。

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以上が市内で危険な場所とされているところですが、かといってそれ以外の場所なら大丈夫というわけではありません。『他ならともかくチロルでは日本人、特に女性はかなり目立つ。同じアジア人でも日本人は無防備に見えるからターゲットにされやすい。』 と言われたこともありました。

チロルはとても良い場所ですが、今回述べたような危険な一面もあります。治安が良いといっても日本ほど安心して出歩ける場所ではありません。

日本から遠いチロルまでわざわざ来てくれた方にはチロルを好きになって欲しいので嫌な目に遭わないためにも今回の記事が少しでも参考になれたら幸いです。

(8月お題"気をつけたい旅のトラブル")

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