クッキー作りは大仕事!オーストリア人のクリスマスの迎え方

公開日 : 2014年12月22日
最終更新 :
筆者 : Obi

ゼアブス!今月のブログではクリスマスマーケットやクランプスなどクリスマスならではのイベントについて書いてきましたが、今回はオーストリアの家庭でのクリスマスの迎え方についてご紹介します。

クリスマスといえば日本ではクリスマスケーキですよね。しかしここオーストリアではケーキの代わりにクリスマスにはクッキーを食べます。しかも各家庭数百枚、数種類のクッキーをニコラウスの終わった頃の12月上旬に数日間かけて焼き上げるので大忙し。

我が家では義両親と私でおよそ一週間かけて今年はマジパン入りのクッキー、オレンジ風味のクッキー、そしてニュルンベルクで有名なレープクーヘン(蜂蜜やスパイスなどを入れたクッキーです)、その他チョコレートやココナッツのクッキーを500枚ほど焼き上げました。(クッキー作りをしている最中に電話をかけていたご近所さんもちょうどクッキーを作っていたみたいですが、700枚焼くと話していて「そんなに焼いてどうするのよ!」とお義母さんは言っていましたがどっちもどっちと思った私です...笑)

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このクッキーはクリスマスの2週間ほど前から少しずつ食べてクリスマスを迎えます。

写真はバタークッキーとココナッツのクッキー。

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ちなみに私がクリスマスの準備で一番憂鬱なのがこのクッキー作り...。

2年前と去年はちょうど日本に帰国していて免れましたが今年は家にいるのが私しかおらず1日中クッキーの型抜きをしていました・笑

焼いたら最後にチョコレートやジャムなどでコーティングしてようやく終了。

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そしてクッキー作りを終えると今度はツリーの買い付け。この時期は車体の上や後ろに大きなツリーを乗せて走る車をよく見かけます。

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こちらではツリー自体は中旬には買いますが、飾りつけは23日に行います。それはクリスマスの奇跡を演出するため。こちらにはクリスマスにはサンタではなくChristkind(天使)が24日にやって来てツリーの下にプレゼントを置いていきます。そのため子ども達は前日まで何も無かったツリーがプレゼントと共に華やかになっているのを見て「Christkindがやって来た!」と喜ぶそう。Christkindに欲しいプレゼントのリクエストをする子は手紙を書いて窓に置いておくらしいですが、前日は外に出てChristkindが来るか見張っている子もいるそうです・笑

ここ数週間バタバタしていた我が家はクッキーも作り終わり、ツリーも購入してようやく落ち着いてクリスマスを迎える準備が整いました。こちらでのクリスマスは静かに家で過ごすので日本と比べると地味に感じるかもしれませんが、当日の様子はまたこちらで紹介したいと思います。

それでは少し早いですがオーストリアからFrohe Weinachten(メリークリスマス)!

楽しいクリスマスをお過ごし下さい!

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