オーストリアの朝食って？

ゼアブス！特派員の今月のお題が「朝食」。そこで今回はオーストリアの家庭で出てくる朝食についてご紹介します。

まず朝食に欠かせないのはコーヒーとパン！私達が炊きたてのご飯が美味しいと思うのと同じで、こちらの人達にとっても焼きたてのパンは格別。パン屋は早朝から開いているのでまだ外も暗いうちからお店に行き朝食用のパンを買う人達も多く見かけます。このパンと一緒に挽き立てのコーヒーを楽しむのが定番の朝食です。

こちらは我が家のある日の朝食。ヨーグルトは義母が近所の農家から絞りたての新鮮な牛乳を買って作ったりもしています。

パンの色からも分かる通り、こちらの人達は白いパンよりライ麦や雑穀パンなどいわゆる黒パンを健康的だからと好んで食べます。他にもシリアル、オレンジジュース、ソーセージなど色々と食卓に並ぶ時もありますが、オーストリアでは朝と夜は冷たい食事、昼にがっつり！という食生活なので基本的に朝はシンプルなメニューです。そのため1日3食、朝にご飯や味噌汁が出てくる日本の朝食について「朝からこんなに食べるの？」、「朝にたくさんご飯を用意するなんて奥さんが大変！」、「日本人は3食しっかり食べていて何で痩せているの？私は太るから夜だって控えめにしているのにずるいわ（！？）」など質問攻めにされたこともあります（笑）

（※夜（といっても食べるのは夕方ですが）はもっとシンプルでパンかケーキとコーヒーだけで済ませるのでこちらに来た当初は物足りなかったです...）

ちなみにこちらのホテルで出てくる朝食はこんな感じ。

オーストリアにはたくさんの種類のパンがあってこうして並んでいると迷ってしまいますが、焼きたての熱々のカイザーゼンメルは特に美味しいですよ！（※ゼンメルはそのままちぎって食べてもいいのかスライスするのか...と聞かれた事がありますが、こちらの人達はゼンメルを半分に切ってハムやチーズ、野菜などを挟んだり、切ったゼンメルの上に具材を乗せて食べています。）

朝食は旅先での楽しみのひとつですよね！農業が盛んなチロルでは地元産や自家製のパンや牛乳、ハム、ジャムなどを提供しているホテルも多いです。町のカフェやパン屋でも朝食メニューを提供しているところが多いのでチロルを訪れたらぜひ利用してみてくださいね！

（7月お題"朝食"）