いざという時に!オーストリアの薬局やドラッグストアで買える薬&新年のご挨拶

公開日 : 2016年01月03日
最終更新 :
筆者 : Obi

ゼアブス!2016年最初の投稿となりますが、昨年からひき続き今年もオーストリア・チロル特派員からのブログをよろしくお願い致します。

さて、年末年始に海外旅行へ行かれた方も多くいらっしゃると思いますが、旅行や留学の際に気になるものの1つがこちらの薬事情ではないでしょうか。筆者も移住する際には日本からたくさんの薬を持ち込んでいました。ですが心配無用、オーストリアでも日本と同じような薬はちゃんとあります。そこで今回は病院に行くほどではないけれど、慣れない土地の旅行や生活で必要になるかもしれない、あれば便利な薬をご紹介します。

まず、オーストリアでは薬の多くがジェネリック薬品で薬局(Apotheke)で購入します。医師の処方箋が必要な薬もありますが、軽い風邪や頭痛、痛み止め、目薬などは薬局で処方箋なしで安価で買う事が出来ます。以下は筆者がよく飲んでいる薬局で購入出来る薬です。植物性で体に負担が少ない薬も多く売られています。

薬が買えるApothekeの目印はAの看板。(写真はインスブルック中央駅より)

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◆咳止め

Prospan。

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咳はドイツ語でHusten。ゼリー状になっていて少し揉んだあとに水と一緒に飲みます。イラストからも分かるようにこれはツタの葉エキスの薬です。

◆頭痛、筋肉痛、歯痛などの痛み止め

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Schmerzで痛みという意味なので、例えばKopf(頭)schmerzenだと頭痛、Zahn(歯)schmerzenだと歯痛ということになります。これは肩こりや偏頭痛が酷い時に処方されました。けっこう大きい錠剤なので飲み込むのが大変です...。薬剤師の方からは1日3回、1回につき1,2個服用と言われたのですが、これは日本人には強いと思うので初めは量、飲む回数を減らしたり、錠剤なら半分に割ってから飲んで様子を見た方が良いかもしれません。

◆風邪薬

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アスピリン。水に溶かして飲みます。軽い風邪ならこの薬で大丈夫!

◆口内炎

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筆者が最も使用しているのがこの薬。海外旅行は知らず知らずのうちにストレスや疲れが溜まっているので口内炎が出来てしまう時もあると思います。旅先で満足に食べる事が出来なくなるのも辛いですよね。この薬は塗った時はヒリヒリするもののすぐに痛みが無くなるので助かっています。値段は8ユーロほどでした。

◆目薬

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目薬はAugentropfen。乾燥用の目薬でコンタクトを付けたままでも使え、目の手術をした人にも処方されるようです。この他に花粉症用で痒み止めも入っているタイプもありました。

そして次はドラッグストアでも購入出来る薬をいくつか。目薬などは薬局より安く買うことが出来ます。

◆目薬

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写真左はコンタクト用、右側は花粉症などのアレルギー用です。どちらも1回分で小分けになっています。こちらはdmで5ユーロほどでした。

◆ヘルペス

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これはパッチタイプ。透明なので口に貼っても目立たないのが良いですよね。

◆絆創膏

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絆創膏はPflaster。薬局、ドラッグストア、スーパーでも買えます。写真はまめ用の絆創膏(まめ=Blasen)。

どんなに注意していても思いがけない怪我や体調不良は起こるもの。薬剤師さんは親切に症状に合った薬を処方してくれるのでちょっと不調だな...と感じたらまずは薬局で聞いてみてくださいね!

ちなみに筆者が移住前、オーストリアの健康保険未加入の状態で風邪をひいて病院へ行った際には200~300ユーロかかったので海外旅行保険はお忘れなく!

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