オーストリア流風邪の治し方
Servus!今月になって気温の温度差が激しいオーストリア、周りではそのせいか風邪をひいてあちこちで咳をしている人がちらほら...。(こんな時期は日本人ならマスクをしたくなりますが、こちらでは処罰の対象になる可能性があるのでご注意を...。)
職場でも次々同僚が風邪で休んでいる中、筆者もとうとう罹患...。オーストリアでは病気で仕事を休む際には病院で就労不能証明書(Arbeitsunfähigkeitsbescheinigung)を貰って提出する必要があります。なお、病欠は有休からは引かれることはありません。今回筆者が就労不能と判断された期間は1週間。病院へ行ったのが月曜だったのでその週全て休み。その際に病院で診断されたのはGrippe。Grippeとはインフルエンザ。(とはいうものの、普通の市販薬ですぐ治ったのでただの流行り風邪だったと思います・笑)
「家に○○っていう風邪薬ある?あるならそれ飲んで」、「風邪用の入浴剤ある?調子が良くなったらそれ入れて湯船に浸かって」、「お茶を飲んでとにかく寝て」と言われて診察終了。そう、こちらでは風邪は強い薬を飲んで早く治すのではなく、体を休めて免疫力を高めて自然に時間をかけて治していくんです。
さて、そうして自宅療養をすることになった筆者、義母が早速風邪のためのお茶と食事を作ってくれました。
まずはクランベリーティー。
発汗作用があるといわれているらしく、熱があるときには必須のお茶。
これは短いパスタの入ったチキンスープ。体調が悪い時の定番料理です。
その他によく登場するのがこのラスク。
筆者は胃腸炎になって食べられない時にこれをスープやお茶に浸して食べるよう出されたのですが、それでも固く全く食べられず日本食が恋しくなりました...。
そしてこれは風邪用の入浴剤。
薬局以外でもドラッグストアでも購入出来ます。
日本ならよほど酷くない限り風邪で1週間も休むなんて!と思われそうで休みにくい、または休めず我慢して出社、学校へ行く方も多いですよね。筆者も仕事に就いて初めて体調を崩した時に1週間休むよう言われた時は微熱だし!と仕事へ行こうとしたのですが、夫から「体調が悪いのに仕事に来られても本来の力は出せないし、周りにも感染したら余計迷惑。こっちでは1週間休むなんて普通だよ」 と言われてそれもそうだなと何としてでも仕事に行かねば!と焦っていた気持ちが楽になりました。何だかんだで日本の方が良いなと感じることが多い筆者ではありますが、こうした労働環境は日本もこちらのようになればと思っています。
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