予約をとるのも一苦労!歯の詰め物は100ユーロ超え!オーストリアの歯医者へ行ってきた
Servus! ここ最近夫に言われて2年ほど受けていなかった婦人科検診、皮膚検診に歯科検診と色々予約を入れていたのですが、今回はそのうちのオーストリアでの歯医者についてご紹介したいと思います。
まずこちらでの歯医者ですが、前々から周りから自分は歯科検診で数ヶ月待たされたと聞かされていて、夫が歯が少し痛むと予約をしたら3週間後と言われたのもあり9月に予約をしたら年明けになるかな~と覚悟はしていたのですが、いざ予約をしたら
「今から予約をするなら早くて来年の5月上旬ね」
いやいや...、治療ならともかく検診で半年以上って!歯医者が少ないのか!?それとも歯の治療者が多いのか!?日本だったら当日予約でも可能では?
と、思っていた数日後、
パ ン を 食 べ た ら 歯 の 詰 め 物 が 取 れ ま し た。(オーストリアに来て2回目)
ちょっと固いなと思ったものの、まさか粉々に砕けるとは...。恐るべしオーストリアの黒パン...。
というわけで詰め物が取れた状態で来年の5月まで待っていられないので緊急で処置してもらえないかと聞いたところ、検診は5月なのにさすがに痛みもあると伝えたせいか当日の治療OK。これならもうついでに検診もしてくれないかなぁ!?(駄目でした・笑)
行った歯医者の入り口。アパートの部屋を使っているので狭いです。
さて、こちらでは病院、歯医者も基本的な治療は無料で受けられるのですが、特別な素材や治療の場合は保険適用外で自費での治療となります。
例えば、歯を削るとなったら削るのは無料ですがその際に麻酔を使ったら麻酔の料金が請求されます(大体20~30ユーロ) ただ、筆者が削る際に痛くないだろと麻酔無しで挑んだらうめき声をあげる程痛くて、その時にお医者さんの判断で麻酔を打った時は無料でした(※あくまで筆者の場合です)
そして今回の詰め物。これは素材によって無料、有料と異なります。無料なのは歯科用の水銀アマルガムで有料なのがコンポジット(ホワイト)と銀歯。筆者は以前は銀歯が取れて新しく型を取って詰めてもらいましたが、その時にかかったのは一部の詰め物で250ユーロ。ただ、先日取れたのはコンポジットだったので筆者はまた同じ素材を選択。こちらは銀歯ほど高くはないものの、それでも安くはありません。問診で麻酔の有無、詰め物の素材はどれにするか、その際にかかる費用は自費だと念を押されて治療開始。
治療自体は可もなく不可もなく...といった程度。我慢は出来る範囲ではあれど麻酔があまり効いていなくてこれでもお金取られるのか...とぼんやり思っていました・笑
こちらは治療後の明細。
・麻酔25ユーロ
・歯の詰め物コンポジット95ユーロ
合計:120ユーロ。
高いな...。
しかし、こうした高額治療では保険からキャッシュバックがあるんです。写真上の合計金額のななめ下に18.80ユーロと書かれていますが、この金額が請求すると戻ってきます。
請求方法は簡単で、明細書の下のIBAN、BICの欄に銀行口座の番号を書いてKrankenkasse(健康保険組合)へ提出するだけ。
インスブルック市内ならここ。
ここに提出して今回の治療は終了!
義両親はインプラントでオーストリアより安くて腕も良いとハンガリーまで行って治療を受けていて、これまでチロルからわざわざ行くなんて交通費を考えたら国内でやった方が良いのではと思っていましたが、歯の詰め物だけでこんなにかかるならハンガリーまでの交通費込みでも安く済むのでしょう。
それにしても痛い出費でした...。
今回はオーストリアの歯医者事情をお伝えしましたが、いかがでしょうか?
ちなみに婦人科検診は1ヶ月待ち、皮膚検診は5ヶ月待ちです。どれもこれも長い...!!
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