日本風?オーストリア風?あなたはどっち?オーストリアではクリスマスはこう過ごす!

公開日 : 2018年12月28日
最終更新 :
筆者 : Obi

Servus!日本は年末年始に向けて忙しい時期かと思いますが、クリスマスは皆様はどう過ごしたでしょうか。日本でいうクリスマスといえば恋人同士で出かけたり、友達や家族で賑やかにパーティーをするものというイメージなのでは?筆者もオーストリアへ来るまではオーストリアは日本以上に盛大にキリスト生誕を祝うもの(日本は生誕を祝うためにパーティーしているわけではないですが...笑)と思っていました。しかし、予想に反してオーストリアのクリスマスは静かでどちらかというと地味な過ごし方だったんです。そこで今回は我が家のクリスマスの過ごし方を例に挙げてご紹介したいと思います。

◆クリスマスイヴ

24日は大半のお店は午前中までの営業でツリーの準備で各家庭は大忙し。ツリーの点灯はこの日の夜です。夕方からはお祈りをしながら家中の部屋に聖水を振りかけてお香を焚いて厄払いをします。

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キリスト生誕を表した人形、クリッペ。

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厄払いしたあとはいよいよツリーの点灯。

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点灯したらツリーの近くに家族で集まって聖書の朗読にきよしこの夜をうたいます。そしてここでプレゼント交換。(我が家は家族間でくじを引いてプレゼント交換をしています)

筆者は今年はトラベルポーチをもらいました!

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去年のクリスマスにしか着られないセーターよりは断然アタリ!

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なお、このセーター(しかもサイズが合わず小さすぎ)は着ないまま行方不明です(笑)

ちなみにオーストリアではプレゼントはサンタクロースではなくクリストキントが持って来るとされています。

プレゼント交換をしたあとは食事。日本だとクリスマスイヴからちょっと豪華な食事をするかと思いますが、この日は簡単にソーセージの入ったチキンスープ。

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それと合わせて食べるのがクリスマスクッキー。

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この時期はひたすらクッキーなので正直筆者は飽きてきます(笑)

こんな感じでイヴの日は終了。

◆クリスマス

クリスマスの日は朝から親族が集まり家族団欒の日。地域によってクリスマスに食べるものは違いますが、チロルではガチョウや七面鳥の丸焼きをよく食べます。

スーパーで売っているガチョウと七面鳥。

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今年は筆者は不在でしたが、我が家では義兄夫婦の家でブランチだったそうです。

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いつもは我が家はクリスマスはこのような食事。

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七面鳥と焼きリンゴ。

ここまで書いて気が付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、日本なら欠かせないクリスマスケーキはオーストリアでは食べないんです。ケーキにあたるのがクリスマスクッキーで毎年多いところでは数百枚は焼きます。

ここまで我が家のクリスマスの過ごし方について書きましたがいかがですか?聞くところによると最近はオーストリアも日本のようにクリスマスはご馳走を食べてプレゼントを持ってくるのもサンタクロースといった認識が若い層で広まっているそうですが、本来のオーストリアのクリスマスとはこのように静かに家族で過ごすもの。日本のクリスマスで慣れているとこちらのクリスマスは少々退屈に感じてしまうかもしれませんね。さて、あなたはどちらのクリスマスがお好みですか?

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