オーストリアでじゃがいもを買う時の見分けかた
Servus!突然ですが、オーストリア料理で欠かせない食材といえば!?
肉?確かに!ソーセージ?それもある!チーズ!うん、よく出てくる!しかしもっと...いつも何らかの料理に形を変えて出てくる食材...。
じ ゃ が い も !!
ソテーにサラダ、ポテトフライ、Knoedelなど色々な料理に使われるじゃがいも!筆者もカレーやシチューなど日本料理を作る際に購入しますが、炒めたり煮込んだりしたら形が崩れてしまったり、サラダやマッシュポテトを作ろうと茹でて潰そうとしたら全く崩れないということがあったんです。そう、こちらでは料理によってじゃがいもの名前が違うんです。そこで今回はオーストリアでじゃがいもを買う際に判断すべき品種の違いをご紹介します。
我が家で隣の農家から買っているじゃがいも1袋につき20kg。畑作業をしていたトラクターに乗せてそのまま畑を乗り越えて「じゃがいもだぞーー!」と土をまき散らしながら我が家の駐車場へ勢いよく突入して届けてくれました。ダイナミックすぎる。
さて、それでは主にこちらで見かけるじゃがいもの種類を...。
◆Vorwiegend festkochend◆
あまり煮くずれしないじゃがいも。袋にはどの料理に適しているかも書かれていたりするので目安にするといいかも。
炒め物や揚げ物、じゃがいも団子のKnoedelに向いているようです。日本料理だとほどほどに煮崩れたじゃがいもが好みならカレーや肉じゃがなどに使えますね。
◆Festkochend◆
写真ではSpeckigeと大きく書かれていますが、これはFestkochendと同じ。これは煮崩れしないじゃがいもです。
これはオーストリア風ポテトサラダ(潰さずに一口大に切って酢を和えるので崩れないタイプが適しています)、炒め物、ソテーなどにぴったり。Vorwiegend festkochendのじゃがいもに適している料理も作れるので全く崩れないか程よく崩れた方のどちらが好きかで決めると良いですね。ただしこれでマッシュポテトや日本風のポテトサラダを作ろうとすると大変なのでこれらを作る時は最後に紹介するじゃがいもを使うと簡単です。
◆mehlig kochend◆
püreeとも書かれていますが、その名からも想像が付くようにこれは煮崩れするタイプ。
マッシュポテト、ニョッキ、スープ、Knödel、ポテトフライなど...。日本風ポテトサラダ、コロッケ、グラタンもこちらのじゃがいもがぴったり!これで炒め物を作るとちょっとぐちゃぐちゃになってしまうので完全に崩す必要がある料理を作る以外なら始めのVorwiegend festkochendが無難ではないでしょうか。
いかがですか?ちょっと思ったようにいかないなという時はもしかしたらじゃがいもがその料理に適していないのかも?今回の記事が皆様のより良いオーストリア料理、日本料理を作る際の参考になれば幸いです!
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