脱プラスチックが進むオーストリア、無料のビニールも有料に

公開日 : 2019年12月29日
最終更新 :
筆者 : Obi

Servus!ここ最近特に話題になっている環境問題ですが、ここオーストリアでは脱プラスチックが進んでいます。

例えばスーパーで有料で売られているショッピングバッグ。

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左がこれまでのプラスチック製の袋で右がトウモロコシから作られたバイオプラスチック。匂いと手触りが独特。

野菜や果物売り場では商品を入れる袋がビニールから紙袋へ。

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そして、ハムやチーズを買うカウンターに置かれているタッパー。

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これまでのプラスチックが含まれている包装紙の代わりに個別でタッパーを持って買うことを推奨しています。入れ物もプラスチックですが、使い捨てではないので良いのでしょう。

また、パーティーやイベント用に売られていたプラ製の皿やフォークなども紙や木に変わりました。

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これに利用されている木も資源なんだけどなとは思いますが...。

特に驚いたのはこれまで無料だった小さいビニール袋や分解する袋も有料になったこと。

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今のところ無料だったり有料だったりお店によって違うので浸透するまでは戸惑う人が多そうです。

なぜこんなにオーストリアでプラスチックの規制が進んだかというと、2020年からオーストリアでは分解できるバイオプラスチックなどを除いた使い捨てのプラスチックのショッピングバッグやパッケージの利用が禁止になるから。

そのため客側は布、紙、プラ製でもタッパーなど何度も利用できるものを持参し、店側はバイオプラスチックといったプラ製に代わる素材を利用することになります。これは食べ物の屋台や飲食店でも同じだそう。

確かにすぐ捨てるプラスチックのパッケージはもったいないなと感じることもあったのでこういう流れは良いとは思うものの、筆者としてはまずごみのポイ捨て、特にオーストリアはたばこのポイ捨てに対してももっと厳しく規制してほしいです。

色々思うことはありますが、これからオーストリアへ来られる方、スーパーのビニール袋は無料だった小さい袋も有料に変わるお店が増えていくので買い物の際はご注意を!

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