チロルはチロルでも南チロルは外国!行く際にはご注意を!
Servus! 今回はチロルでも元オーストリア領、イタリアの南チロルについてです。
南チロルはかつてオーストリアでしたが、今現在はイタリア。しかし、ここに住む人たちはイタリア語も話すものの、おもな言語はドイツ語が中心。また、町並みもオーストリアのチロルっぽいので、いざ行ってもイタリアではなくオーストリアにいる感覚に陥るほど。電車や車でも30分で行ける距離なので、日帰りだって十分可能です。
ちなみにインスブルック中央駅から南チロルのブレンナー駅までは8.80ユーロ。
オーストリアかイタリアにいながら、ちょっと隣国までと考える方もいらっしゃるかと思います。しかしここで注意! もし電車で行く場合、オーストリアとイタリアそれぞれで身分確認を求められる場合があるんです。
イタリアの南チロルからオーストリアへ入国する際のGries駅では、オーストリア警察による車内のチェックが行われます。
また、イタリアへ入ってすぐのブレンナー駅のホームにはイタリア軍が銃所持でオーストリアを行き来する電車の乗客を監視していて、怪しいと判断されれば身分確認を行います。
筆者が南チロルからオーストリアへ向かう電車に乗る際には、アフリカ系と思われる男性が警察と軍に身分確認を求められていましたが、パスポートやビザを所持していなかったのかそのまま連行されていきました。
聞くところによるとマークされやすいのはアフリカや中東系の人たちだそうですが、外国人として来ている以上、自分も身分確認の対象になる可能性はいつでもあります。国内旅行はもちろんですが、すぐ隣だからと油断せずにパスポートは肌身離さず携帯するようにしてください!
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