バレンシアの一押しスポット中央市場

公開日 : 2011年09月14日
最終更新 :

バレンシアを案内する際に、私が必ずまわるスポット。それは中央市場です。

旅先ではモニュメントを回るだけではなく、その土地の人がどんなものを食べているか

覗いてみたくありませんか? 食いしん坊の私は、旅行に行くと市場やスーパーに寄るのが大好きです。

およそ8000m2もの面積を有するバレンシアの中央市場は、ヨーロッパでも有数の大きさを誇るとのこと。

20世紀初めに建てられたモダニズム様式の美しい建物はガラスドーム型で、中ではなんと数百ものブースが

小売りをしています。

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海の幸も山の幸も豊富なバレンシアなので、ここではありとあらゆる食材が揃います。

野菜、果物、魚介類、肉類、チーズ、パン、お菓子、スパイス、卵、お米や豆類、オリーブオイルにビネガー、

ジャム、その他保存食などなど。オーガニックな八百屋やカタツムリ屋(生きています^^)、

アジア食材店に中南米食材店、そしてちょっとしたスペイン土産を扱うお店も。

挙げたらキリがありません。新鮮な魚介類を扱っているので、お刺身にできるマグロの赤身やトロ、

甘エビも手に入ります。ウナギを使った郷土料理があるので、生きたウナギも売っているんですよ。

私はいつも日本に帰る前に、ここでお土産用にカラスミや小さな缶入りのオリーブオイル、パエージャの素等を買います。

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市場の魅力のひとつは、量り売りで買えること。旅行中のビタミン補給にバレンシアオレンジを

ひとつだけ買うこともできれば、パンを買ってハムやチーズを数枚だけ切ってもらい

ボカディージョ(スペイン版バゲットサンド)を作ることもできます。

果物屋さんで売っているフレッシュジュースを片手に、あちこち冷やかすのも楽しいですね。

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市場の外側には、大小さまざまなパエージャ鍋や土産物を扱う店や、カフェ、テイクアウトの惣菜屋があります。

このお惣菜屋さんのパエージャはなかなかおいしいそうですよ。写真でご覧のようにお店のカウンターで

食べることもできます。

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また、中央市場の周辺には気軽に入れるバルやカフェがたくさんあり、いつも観光客や地元の人で賑わっています。

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営業時間は7:30から14:30まで。但し、13:00過ぎに行くと既に店じまいしているところもあるのでご注意を。

お向かいには世界遺産のラ・ロンハがあり、大聖堂や市役所広場からも近い町の中心に位置するので、

バレンシア散策の一日を中央市場から始めてはいかがでしょう。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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