日本スペイン交流400周年記念銀貨
1613年、伊達政宗の命で宮城県の月の浦の港から慶長遣欧使節団がバチカンに向かって出発しました。
メキシコ経由で1年がかりでヨーロッパに到着した一行は、まずスペインに上陸。
1615年の1月にはマドリーで当時のスペイン国王フェリペ3世に謁見を果たし、バチカンに向かいました。
このような史実を背景に、現在"日本スペイン交流400周年"を記念して、日本とスペインでは大小
さまざまなイベントが行われています。
スペイン王立造幣局からは、このたび記念貨幣/.do)が発行されました。直径4cm、重さ27gの銀でできており、
額面は10ユーロ。限定3万枚の発行です。片面にはスペインのフアン・カルロス1世王の横顔が、
もう片面には使節団長だった支倉常長の肖像や日本を出る際に使った使節船サン・ファン・バウティスタ号、
また日本とスペインの両国旗が彫られています。この国旗は、左から見るとスペイン国旗、
右から見ると日本国旗に見える細工がほどこされているんですよ。
ちなみにお値段は、50ユーロ+付加価値税で60.50ユーロです。
日本では、記念切手が発売されたそうですね。遅ればせながら手に入れたいと思っています。
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筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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