バレンシアの日、華やかな祝賀イベント
10月9日はバレンシア州の日でした。1238年のこの日、500年以上もイスラム教徒に支配されていた
バレンシアを奪回したキリスト教徒軍の長、アラゴン王のハイメ1世がバレンシア市に入城したことを記念し、
州全体の祝日になっています。(※実際は同じ州の中でも、キリスト教徒軍がその土地の再征服を
果たした年月は異なります。)
バレンシア州の各地で祝賀イベントがありますが、やはり盛大に祝うのはもとバレンシア王国の首都で、
現在は州都にあたるバレンシア市。この日をバレンシアで迎えるのはこれで12回目のワタクシ、
今年初めてイベントの一部を見に行ってきました。
まずは、午後4時から聖母広場で開かれた民族舞踊のショー。色とりどりの民族衣装を身にまとった
老若男女が、カスタネットを手に踊ります。とてもフォトジェニックなイベントで、カメラを手にした
大勢の観光客の姿を見かけました。
午後5時からは、モロス・イ・クリスティアーノス(イスラム教徒とキリスト教徒、の意)の入城パレードを
見に行きました。これは、スペインの南東部、具体的にはムルシア州、カスティーヤ・ラ・マンチャ州、
アンダルシア州の東部、そして特にバレンシア州、その中でもアリカンテ県で盛んなお祭りです。
一番有名なのはアリカンテ県のアルコイで、毎年4月末に開催されます。
入城パレードは、モロス・イ・クリスティアーノスのお祭りの中で一番華やかなイベント。仮装大会ですか?
というほど趣向を凝らした衣装を身につけたコンパルサと呼ばれるグループのパレードが、延々と続きます。
今回のパレードは全長2時間半。子連れで立ち見だった私は、1時間半で諦めました。沿道には有料の
椅子があり、当日席だと早い者勝ちで一席4ユーロです。来年は椅子に座って最後まで見たいものです。
これもとても華やかなパレードなので、10月9日にバレンシアにいる方はぜひカメラを持って見物に
行ってみてくださいね。
帰りに、この日の主役、バレンシア再征服の長
ハイメ一世王の銅像を見に行くと、
ちょっと政治色の入ったイベントの最中でした。
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筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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