"聖人の骨"という名前のお菓子を食べる日
カトリック教会では、11月1日は諸聖人の日、翌2日は死者の日。
諸聖人の日はすべての聖人と殉教者を記念する日で、国の祝日に定められています。
スペインではこの時にお墓参りに行く習慣があり、日本のお盆を思い出させます。
大勢の人が花を持って墓地に行くので、墓地は色とりどりの花で華やかな雰囲気に。
こちらでは、生花だとすぐに枯れるという理由で造花を飾る人の方が多い印象があります。
そして、この時期に全国的に売られるのが"聖人の骨(huesos de santo)"というちょっと怖い
ネーミングのお菓子。写真だと少し見にくいのですが、一番上にあるアーモンド粉と砂糖を混ぜ合わせた
マジパン生地で卵黄を使ったクリームを巻いた細長いお菓子です。その起源は17世紀に遡るとか。
スペインの広い地域ではブニュエロス・デ・ビエントと呼ばれる一口大の揚げ菓子も食べられるのですが、
カタルーニャ文化の影響が強いここバレンシアではパナジェッツ(panellets)がメジャー。
少なくとも私が住む町では、ブニュエロスは見かけません。パナジェッツもアーモンド粉がベースの
練り菓子で、まわりが松の実やココナッツ、アーモンドでコーティングされています。
かなり甘いので、私は2~3つ食べれば十分かな(^^;)
この時期を逃すと口にできないものなので、街で見かけたらぜひお試しくださいね。
なお、ここ数年でスペインでもハロウィンがずいぶんメジャーなイベントになってきています(^^)
ランキングに参加しました。
↓↓↓よかったらクリックお願いします^^↓↓↓
筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。