"聖人の骨"という名前のお菓子を食べる日

公開日 : 2013年11月02日
最終更新 :

カトリック教会では、11月1日は諸聖人の日、翌2日は死者の日。

諸聖人の日はすべての聖人と殉教者を記念する日で、国の祝日に定められています。

スペインではこの時にお墓参りに行く習慣があり、日本のお盆を思い出させます。

大勢の人が花を持って墓地に行くので、墓地は色とりどりの花で華やかな雰囲気に。

こちらでは、生花だとすぐに枯れるという理由で造花を飾る人の方が多い印象があります。

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そして、この時期に全国的に売られるのが"聖人の骨(huesos de santo)"というちょっと怖い

ネーミングのお菓子。写真だと少し見にくいのですが、一番上にあるアーモンド粉と砂糖を混ぜ合わせた

マジパン生地で卵黄を使ったクリームを巻いた細長いお菓子です。その起源は17世紀に遡るとか。

スペインの広い地域ではブニュエロス・デ・ビエントと呼ばれる一口大の揚げ菓子も食べられるのですが、

カタルーニャ文化の影響が強いここバレンシアではパナジェッツ(panellets)がメジャー。

少なくとも私が住む町では、ブニュエロスは見かけません。パナジェッツもアーモンド粉がベースの

練り菓子で、まわりが松の実やココナッツ、アーモンドでコーティングされています。

かなり甘いので、私は2~3つ食べれば十分かな(^^;)

この時期を逃すと口にできないものなので、街で見かけたらぜひお試しくださいね。

なお、ここ数年でスペインでもハロウィンがずいぶんメジャーなイベントになってきています(^^)

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筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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