【東京】スペインの軽歌劇サルスエラを観に行こう!!

公開日 : 2019年07月29日
最終更新 :

サルスエラってご存知ですか?

カタルーニャの郷土料理を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、それはもちろん正解です。スペイン国王一家がお住まいのサルスエラ宮殿? はい、それも正解です。

が、今回ここでお話しするサルスエラはスペインの伝統舞台芸術のことなのです。17世紀に生まれ、当時は国王の離宮だったサルスエラ宮殿で上演されていたことから、サルスエラと呼ばれるようになったのだとか。

サルスエラには3幕構成でオペラのように上演時間の長いタイプと、1幕構成で演じる短いタイプがあります。後者は19世紀に生まれて以降、その軽快さと明るさで人気を博し、今でも上演され続けています。

そんなサルスエラ公演のお知らせです。実は日本には、日本サルスエラ協会なるものがあります。ここの代表を務める桜田ゆみさんは、本場マドリーでサルスエラを学んだ本格派。愛するサルスエラの日本での普及に尽力されています。

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<今年7月6日にセルバンテス東京で上演された『人騒がせな娘』より>

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<今年7月6日にセルバンテス東京で上演された『人騒がせな娘』より>

きたる9月21日(土)には、日本サルスエラ協会による『お水、お菓子とお酒』が東京・代々木上原のMUSICASAで上演されます。19世紀末にマドリーで初演されて以来、100年以上も愛されている演目です。出演者は日本人ですが、スペイン語あり日本語ありのコミカルな舞台。観た後はハッピーな気持ちになること間違いなし!!

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日本ではサルスエラを"叙情的オペラ"と形容することがありますが、桜田さんによると「サルスエラはサルスエラというジャンルで確立されたものであり、オペラでもオペレッタでもミュージカルでもない」とのこと。ね、気になるでしょう? これはもう今回の公演を観に行くしかありませんね!!

また、本場のマドリーに行かれる方は、ぜひサルスエラ劇場でもご鑑賞を!! 実は私もまだマドリーでは観たことがないのです。近々観に行きたいと考えています。

日本サルスエラ協会公式HP: https://www.zarzuelajp.com/

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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