【バレンシア火祭り④】カボチャの揚げ菓子

公開日 : 2021年04月29日
最終更新 :

コロナ明けに大勢の方がバレンシアの火祭りに来てくださるように、先月から日本のガイドブックにはあまり載っていない火祭り情報をお届けしています。今日はその4回め。

火祭りが近いことを知らせてくれるのが、町に立つ揚げ菓子の屋台です。私が週に1回は使うバレンシアの北駅前が早く、2月末にはもう屋台が出ます。チュロスやブニュエロといった揚げ菓子が数種類並んでいますが、火祭りの定番と言えば buñuelo de calabaza(ブニュエロ・デ・カラバサ)、茹でたカボチャのペーストを生地に練りこんで揚げたものです。

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©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com

3月はカボチャの季節としては遅すぎるのですがなぜかこの時期のお菓子で、ベーカリーカフェなどで「Hay buñuelo de calabaza(カボチャの揚げ菓子あります)」の貼り紙を見かけることも。

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©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com

場所によってカボチャペーストの配合が違うので、生地が黄みがかっているところもあれば、「カボチャ入ってるの?」と思うところもあります(苦笑) 回転のいい屋台の方ができたてでおいしい揚げ菓子に当たる確率が高いです。もし並んでいるようなところを見かけたら、きっとおいしいはず。敵屋さん的屋台のほかに普段からある店先で揚げているところもあり、私はこちらの方が好きですね。

また、揚げ菓子の屋台にはホットチョコレートも売っています。火祭り時期は寒いこともあるので、そんなときはホットチョコレートと揚げ菓子で体を温めます。温かいコーヒーなどよりもちょっとドロッとしたホットチョコレートの方が温まるんですよね。

火祭り見物の際は、ぜひバレンシアっ子が大好きなカボチャの揚げ菓子を食べてみてくださいね。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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