警戒事態宣言が終了しました!!

公開日 : 2021年05月09日
最終更新 :

スペインでは、昨年10月25日に発令された2回目の警戒事態宣言が昨日2021年5月8日をもって終了しました。とはいえ、コロナ前のような自由が戻ってくるわけではありません。今後は各自治州が状況に合わせてつくるルールを守っていくことになります。

多くの自治州で夜間外出禁止令がなくなるにもかかわらず、バレンシア州は開始時間を遅らせ24:00~翌6:00までは外に出ることができません。年明けに厳しい規制を取ったお陰で現在バレンシア州は10万人当たりの感染者数が40人とスペインでも低い感染率だというのに、これには驚きました。

そのほかのバレンシア州での新しいルールを簡単に説明します。

これまでは正当な理由が記されたものがない場合は州への出入りは禁止されていましたが、この州境封鎖は撤廃されました。スペインには感染者の割合が多く、ロックダウン中の自治体がいくつかありますが、そこを除くと自由に国内移動ができるようになったのです。ただし、バレアレス諸島に入る際にはPCR検査の証明書が必要らしいです。

食事などの会合は、これまで6人までだったことろが10人までOKになりました。ただし、プライベートな空間で集まれるのは、同居の2家族までです。

夜間外出禁止の開始時間が2時間遅くなったため、飲食店の営業は23:30までと延びました。もう初夏の陽気の日もあるので、夜のテラス席が楽しめることはうれしい!! 店内には定員の50%まで入れることができ、ひとグループは最大10人までです。

もちろんマスクの着用義務も続きますしWITHコロナでの生活ですが、少しずつBEFOREコロナの生活に近づいています。

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©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com

〈ワクチン接種のお知らせはSMSか電話でくるので、バレンシアの保険庁のウェブサイトから自分の連絡先を更新できるようになっています〉

ワクチン接種も着々と進んでいます。日本はお知らせがきても予約をするのにひと苦労なようですが、バレンシアでは携帯へのSMSか電話で「〇月〇日〇時に来るように!」と有無を言わせず指定されます。すでに医療関係者や教職に就いている人、65歳以上の人などは1回、ないし2回は接種を済ませています。バレンシア市では芸術科学都市にある科学博物館が会場になり、現在は60~65歳の人が接種しているようです。期待過剰はよくありませんが、ワクチン接種が進み、少しでもBEFOREコロナの生活に近づくことを心から祈らずにはいられません。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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