スペインのクリスマス休暇事情

公開日 : 2021年12月31日
最終更新 :

ただ今スペインはクリスマス休暇中。基本的に学校はどこも約2週間のお休みです。息子の学校は12月23日~1月6日までが休暇です。ただし、社会人となると仕事によって変わってきます。と言っても誰もかれもがお休みしているわけではありません。

スペインのクリスマス本番は12月24日~1月6日までの2週間。でも、この2週間の間に祝日は飛び石で3日あるだけです。25日のクリスマス、1月1日の元旦、6日の公現祭です。お役所や銀行や商店はカレンダー通りに営業するので、それ以外の日は普通に働きます。但し、24日と31日はランチ後はお休みなることが通例です。

私がバレンシアに住むことになったきっかけの日系企業は製造業でした。クライアントにジャストインタイムで部品を供給していましたが、そのクライアントがクリスマスは2週間工場を閉めていたため、私の勤めていた会社もそれに合わせ2週間のクリスマス休暇を享受できました。が、その後今住んでいる町で勤めた小さな家族企業はカレンダー通りだったため、連休ゼロの年末年始を過ごしました。

このように、長いクリスマス休暇を楽しむためには、運よく会社が休暇になるか、もしくは有休を消化するしかないのです。

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近年の日本ではコンビニもありますし、お正月も開けるお店がありますが、銀行はしっかりお休みしますよね。スペインの銀行は土日祝日以外は常に開いているので、その点は便利に思います(ちなみにATMは24時間365日開いていて、自分の銀行のATMからだったらいつ引き出しても手数料はかからないんですよ)。お役所や医療機関もお休みになってしまう日本の年末年始は少々不便に思います。

日本ではなんとなく"西洋の人は長いクリスマス休暇を楽しむ"というイメージがありますが、スペインに限って言えばそんなことはありません。意外と働き者なのですよ。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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