3年ぶりのアンダルシア祭りは港で開催

公開日 : 2022年04月30日
最終更新 :

セビージャでは今夜からスペインを代表する祭典フェリア・デ・アブリル(Feria de Abril)が始まります。スペインでもっとも華やかと言えるお祭りで、会場は1週間にわたって飲んで歌って踊る人々が集まり、不夜城と化します。フラメンコ調の民族衣装で着飾ったアンダルシア女性の美しさがひときわ輝き、また日中は乗馬服に身を包んだシックな男性や女性も馬にまたがって会場に華を添えます。とにかく一度は見ておきたいお祭りです。

このフェリアと呼ばれるお祭りはセビージャに限らず、アンダルシア各地で開催されます(日付は場所によって変わります)。

DSCF5748.jpg

さて、春は毎週のように楽しいイベントが開かれていたバレンシア。コロナ禍で2020年と2021年はほとんど何もありませんでしたが、今年2022年はさまざまなイベントが復活しています。

5月13日~22日には、バレンシアでもフェリア・デ・アブリルを模したアンダルシア祭り(Feria Andaluza)が開かれます。昔アンダルシアは職がなく貧しい地域だったので、多くの人が国内外に移民していきました。そんなアンダルシア移民の人たちが故郷のお祭り恋しさに各地で同じような催しを開いたのがきっかけで、今でも続いています。バレンシアではこれまでいつも市内のトゥリア庭園で開かれていましたが、今年は場所を変え、港のマリーナ地区での開催になります。ちょうどトラム8番線のMarina Real Juan Carlos I(La Marina)駅のあたり。ただ、ここまで来るトラムの本数は少ないので、市バスやトラムのMarítim - Serrería駅を使うか、もしくはタクシーで来ることをおすすめします。

バレンシアにいながらにして、アンダルシア文化に触れるいい機会なので、ぜひ足をお運びください。入場料は無料です。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。