スペインでは雨戸は朝開けるのか、閉めるのか?

公開日 : 2022年08月27日
最終更新 :

雨戸、今ではシャッターというのでしょうか。私がはじめてスペインに長期滞在した今から20数年前に、雨戸の使い方が日本と違うことに軽いカルチャーショックを受けました。

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私の実家では、母は起きるとまず家中の雨戸を開け、日が暮れると閉めていました。雨戸とは防犯目的にあるもので、どこでもそういう使い方をすると思っていたのです。

が、夏の気温が40度を超えるセビージャではその逆だったんです。日が高くなる前に雨戸を閉め、暗くなる頃に雨戸と窓を開けていました。なぜだかわかりますか? 日中は家の中の気温が上がらないように、そして日が落ちた後は涼しい空気を家の中に入れるためなのです(スペインは夏でも、昼と夜の温度差が大きいことが多い)。

実家とは真逆のことをするセビージャの居候先で、自分の常識は世界の常識ではないということを実感したできごとでした。現在スペインの我が家でも、夏はベランダに日が射す時間には雨戸か厚いカーテンをおろして日光をシャットアウトし、夕暮れ時に開けています。

あなたのお家には雨戸はついていますか? どんなふうに使っていますか?

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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