バレンシア2特派員 新着記事
「地球の歩き方」ブログ読者の皆さんこんにちは。
スペイン・バレンシア在住の無料スペイン留学エージェント 、盛 千夏(もり ちなつ)です。
スペインのクリスマスは1月6日に終わり、やっといつもの生活のリズムを取り戻したと思ったら…もうバレンシアでは火祭りシーズンがスタートです。
火祭りの最終日は3月19日なので、まだ1か月以上先ですが、2月になると火祭り人形コンクール(Exposición del Ninot、エクスポシシオン・デル・ニノッ)がスタートし、「あぁもうすぐ火祭りなんだ」と感じているところです。
私も毎年のお楽しみの火祭り人形コンクールを見学し、お気に入りの人形に投票してきました。
大きな人形(Ninot)はビルの2階や3階まで届く高さがあるので、すべての人形が火祭り人形コンクール会場に集結するわけではありません。コンクール会場に展示されるのは人形の一部です。
火祭り人形は大きい方が「Mayor」、小さいほうの人形は「Infantil」と呼ばれ各Falla(ファジャ、火祭り参加者たちのグループ)から1体ずつ出展されます。
さらに各Falla(ファジャ)が出展する人形も1~8(8が一番下)、そして一番上がEspecial(特別カテゴリー)とカテゴリー分けされているので、展示会場には700体近くの人形が展示されることになります。
人形のモデル・テーマ・モチーフは1年の間に話題になったニュース、流行、映画、政治家、社会問題、スポーツ選手、国内外の有名人と多岐にわたります。
例えば政治・社会で言えば、Brexitの話題は見かけませんでしたが、カタルーニャ独立問題はお約束。かつての独裁者フランコの墓の移転も問題となったので、今年は珍しくフランコの人形が3体ありました。
ぶっちゃけ、大きい方の人形(Mayor)は日本人の感覚からするとグロテスクなものも多いのですが、小さいほうの人形(Infantil)は、メルヘンチックで可愛らしいものが多くほっこりした気分になります。
でもなんと言っても一番の見どころは、Especial(特別)部門の大きな人形(Mayor)。人形の出来栄えだけではなくストーリー性があり本当に素晴らしいです。
火祭り人形コンクールは、一部の人形を出展しているので火祭り人形の完成形は見られませんが、じっくり近くで一つ一つの人形を見る楽しみがあります。そして、コンクールの展示を見終わった後には自分が気に入った人形(MayorとInfantil)に1回ずつ投票できる仕組みになっています。
こちらで一番人気だった火祭り人形は、火祭り最終日には燃やされずに火祭り博物館に収納されます。
投票の仕方はとても簡単で、Mayor、Infantilともに気に入った人形の番号(人形の足元に番号があります)を伝えるだけ。英語での投票も可能ですし、わからなければ紙に書いてもOKです。
コンクールは3月13日まではすべての人形を見ることができるので、お見逃しなく!
もっと写真をたくさん見たい方は、「スペン庶民生活@バレンシア」のオフィシャルFacebookページのアルバムをご覧ください。写真を70枚ほど掲載しています。
Exposición de ninots(火祭り人形コンクール)
開催日:2019年3月15日(金)までですが、3月13日(水)までがおススメ。この日まではすべての人形を見学できます。
時間:月~木が10時~20時、金~日が10時~21時。
場所:バレンシア科学博物館(Museo de las Ciencias)
住所:Ciudad de las Artes y de las Ciencias, Av Profesor López Piñero, 7, 46013 Valencia
入場料:3ユーロ、子供(4~12歳)や高齢者は1.5ユーロ。
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スペイン・バレンシア在住の無料スペイン留学エージェント 、盛 千夏(もり ちなつ)です。
バレンシアと言えば、輝く太陽、オレンジの街路樹、青い空にビーチ、パエリア…と言った明るいイメージですが、バレンシア州の内陸レケナ(Requena)は意外と寒さも厳しくワインの産地でもあります。
レケナはワインも有名ですが、Embutido(エンブティード、腸詰食品の総称)が有名で、毎年2月には腸詰祭り(Muestra de Embutido)が開催されます。
このお祭りは、ワイン好き、スペインのチョリソーなどEmbutidoが大好きな人には本当に天国のようなイベントです。なぜならレケナ産ワインをお供にEmbutidoをおなか一杯リーズナブルに食べられるから!
ワインやEmbutidoは出店に一回ずつ支払いをするのではなく、最初にチケットを購入し食べ物やワインと引き換えるスタイルです。8日(金)はチケット1綴りが8ユーロ、9日(土)と10日(日)は10ユーロになります。
事前にチケット購入をする方、あるいはAVEでレケナに行く人には、レケナの町の美術館・博物館などの観光施設3つに無料で入場が可能なそうです。さらにAVE利用者には、チケットが10%OFFになるそうです!
ワイングラスやお皿は1人1つずつ配られ、ワインを何杯か飲む場合は使いまわしとなります。でもこちらはお持ち帰り可能です。ビニール袋を1枚持っていくと便利。また、余ったEmbutidoもジップロックなどがあると持って帰りやすいです。
詳しいレポートはこちらから↓
Requena(レケナ)の腸詰め祭りに行って来ました
レケナには、素敵なワイナリーもありワイナリー見学も可能です。詳しくはこちらから↓
日本語ガイド付き!スペイン・バレンシアの無料ワイナリー見学
レケナで美味しかったバルはこちらから↓
バレンシア内陸の町レケナの激うまパタタス・ブラバス「La Miguelita」
レケナの腸詰祭り(Muestra de Embutido)
- 場所:レケナ
- イベント会場:Edificio multifuncional-Recinto Ferial Requena(住所:Calle Desvío Carretera, 152, 46340 Requena, Valencia)
- 会場時間:8日(金)は12時~21時、9日(土)は10時~21時、10日(日)は10時~19時。
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スペイン・バレンシア在住の無料スペイン留学エージェント 、盛 千夏(もり ちなつ)です。
パブロ・ピカソの特別展「La Alegría de Vivir」が、2019年3月19日までバレンシア中心部にあるCentro Cultural Bancaja(銀行Bancajaグループの美術館)で開催されています。
「La Alegría de Vivir」では、油絵、水彩画、スケッチ、陶器、ピカソがデザインしたバレエ衣装(ビデオとラフ)が展示されており、主催Fundación Bancajaのコレクション以外にも、ティッセン美術館から借り出した作品もあるそうです。
バルセロナやマラガのピカソ美術館では出会えない、アッと驚く作品に出会えるかもしれません。
ピカソ・ファンの方、火祭り観光ついでにバレンシアで開催されている特別展をお見逃しなく!
Centro Cultural Bancaja(Fundación Bancaja)
★住所:Plaça de Tetuan, 23, 46003 València
★Googleマップ:https://goo.gl/maps/FJgqd9mgA5x
★開館時間:オフィシャルサイト(https://www.fundacionbancaja.es/)でご確認下さい。