第34回 Vancouver Pride Parade
バンクーバーで行われるパレードの中でも最大級のパレード「Vancouver Pride Parade」が、雲一つ無い晴天のダウンタウンで今年も開催された。
このパレードは、同性愛者(GLBT - Gay、Lesbian、Bisexuality、Transgender の略)などが存在をアピールすることを目的としたイベントで、以前は「ゲイ・パレード」「レズビアン＆ゲイ・パレード」などと呼ばれていたが、数年前より差別的なニュアンスを含まない「プライド・パレード」という名称に変更されている。
また、このイベントは日本を含め世界各地で開催されていて、カナダではトロントのパレードが最大だが、バンクーバーのパレードも 150以上フロート(パレード車)と 8万人を超える参加者、そして 60万人を超える観客が集まるカナダ西部では最大級のパレードとなっている。
パレードは 12時にスタートしてダウンタウンを一周するが、最後の行進がゴールするまでは3時間以上かかるため、全て見るなら事前にトイレを済ませ、飲み物を準備するなど万全な準備をして臨んだほうが良いだろう。
パレードが通る道の両端には 1時間～2時間前から場所取りが始まり、パレードがスタートする頃には座るスペースは確実に無くなってしまうため、座ってじっくりと見たい人は早めの場所取りが必須だ。
パレードのルートマップ
パレードでは、多様性を意味するゲイのシンボル「レインボーカラー」を中心とし、派手なコスチュームや、全裸、半裸の人たちが様々なパフォーマンスをしながら行進する。
さらに 「Denman St. x Robson St.」、「Denman Mall」、「Denman St. x Davie St.」 など一部の場所では、バンクーバーの人気"ドラァグクイーン"がパレードの実況をしながら踊ったりジョークを言ったりなどその場を盛り上げてくれるため、それらのエリアには特に人が多く集まる。
ちなみに、パレードの終了地点ではパレードに参加したフォーマーたちと一緒に写真を撮ったり、話たりすることもできてしまうので、終了してもまだ余韻を楽しみたい人は終了地点に近いところでパレードを見てすぐに移動するのが良いだろう。
2012年 Pride Parade の全写真はこちらからどうぞ。
Vancouver Pride Society (VPS)
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