バイク・シェアリング・サービス「mobi」

公開日 : 2016年08月17日
最終更新 :

先月7月ついにバンクーバーでも「バイク(自転車)・シェアリング」のサービスが開始されました。その名も「mobi」!携帯電話をイメージしてしまいがちな名前ですが。

同様のサービスの車版、カー・シェアリングとしては時間・日単位で利用できる 「Zipcar」「Modo」、そして最近では分・時間・日単位の「Car2go」「Evo」などが今でもサービスを拡大中ですが、より気軽に利用できる自転車のシェアに人気が集まっているようです。

料金はカー・シェアリングとは大きく異なり、年/月/日単位の料金を支払うことで30分/60分間(回)乗り放題になるというシステム。利用回数は無制限であくまで ❝一回ごとの連続利用時間❞ が異なるだけなので、たとえば返却制限時間ギリギリに戻し、すぐに借りればそこからまたカウントがスタートされます。(8月15日より回数ベースの料金体系も追加)

ダウンタウン内なら端から端まで移動しても30分かからないので、特別な目的がなければ30分プランで十分かもしれません。

【 料 金 】

【年額】スタンダード(30分/回):$180/年

1年間乗り放題で一回あたりの時間制限は30分。

制限時間外を超えた場合: 最初の30分が$2、それ以降は30分毎に$3

【年額】プラス(60分/回):$240/年

1年間乗り放題で一回あたりの時間制限は60分。

制限時間外を超えた場合: 30分毎に$3

※8月15日までキャンペーン中で 30分$99、60分$129

8月15日以降下記のプランが追加

【1日】デイ・パス(30分/回):$7.50

1日乗り放題で1回あたりの時間制限は30分。

制限時間外を超えた場合: 30分毎に$5

【月額】マンスリー・プラス(60分/回):$20/月

1ヵ月乗り放題で1回あたりの時間制限は60分。

制限時間外を超えた場合: 30分毎に$3

【月額】マンスリー・スタンダード(30分/回):$15/月

1ヵ月乗り放題で1回あたりの時間制限は30分。

制限時間外を超えた場合: 最初の30分が$2、それ以降は30分毎に$3

【月額】マンスリー・ベーシック(回数毎):$10/月

30分ごとに$2

利用はとっても簡単。オンラインでユーザー登録しクレジットカードで支払いをすればその場で利用に必要なコードがEメールで届きすぐに乗り始めることが可能です。

登録完了後2~3週間以内に、ICチップが組み込まれた「Key Fob(右写真)」が指定した住所に郵送で届きます(利用プランによる)。

【 トリップ開始 】

(1)自転車が停まってる専用駐輪場をスマホアプリ(現在準備中)か Webサイトで検索(事前予約は不可)。

今年の秋までに150のステーション、1,500台の自転車が設置される予定だそうです。

(2)自転車のハンドル部分に設置された「Smoove Box」と呼ばれるユニットの[Enter]を押して電源ON。

[2]を押したあとにメールで受け取った7桁のコード番号を入力し [Enter]、次に自身で決めた4桁の番号を入力して[Enter]。

(Key Fob を持っている人は[1]を押してスキャンし、4桁の番号を入力して[Enter])

(3)ロック解除完了のメッセージ表示されたら自転車を専用ラックから引き出し、ヘルメットが通されたワイヤーを引っ張りハンドル部分に押し込んで格納する。

ロック解除後、少し時間が経つと自動的に再ロックされてしまうので先に自転車を引き出しておいた方が無難です。

(4)以上。あとはヘルメットをかぶってサイクリング開始!

【 トリップ終了 】

返却は借りる時と逆で、まずは専用ラックに自転車を格納。Smoove Box のディスプレイに ❝Return OK❞と表示されたら、ヘルメットをワイヤーに通してロックして終了。特にコードの入力は必要なし。

【 一時駐輪 】

店に入る場合など、専用ラック以外で自転車を一時的に停めておきたい場合は、「Smoove Box」の[Enter]を押して電源ON。4桁のコードを入力して[Enter](Key Fob を持っている人はスキャン)、ワイヤーを引き出してロックするのみ。ワイヤーのロック解除も同じ操作でOK。

公式 Youtube でそれぞれの動画を公開しているので、事前にこちらを見て流れを把握しておくとスムーズかも。動画内では Key Fob を使って説明しています。

実際に利用してみて、ちょっと気になったことは・・・

年間を通して雨が多いバンクーバー。年会費を払ってどれだけ利用できる日があるのだろうかという心配・・・。夏しか使わなくなりそうな予感・・・。(← 8月15日より新プランが追加されたのでこの問題は解決)

それと使い回しのヘルメットの衛生面・・・。

しかしそれ以外は特に気になる点はなく快適に利用することができました。乗り放題ということもあり「使わないと損っ」という気持ちが高まりますので、結果、外出する機会が増え、運動不足解消にも、❝もしかしたら❞繋がるかもしれません。

いずれにしても主にダウンタウン周辺内が中心となってしまいますが、通勤・通学に利用したり、その他買い物や食事など短距離の移動を目的に利用するならかなり便利なサービスだと思います。あとは今後の駐輪所と自転車の増加と専用アプリの公開に期待です。

車の免許を持っている人は、「Car2go」や「Evo」など、分単位で利用できるカーシェアリングの方も併せて会員になっておけば状況に応じて使い分けができて、さらに快適にバンクーバー生活を送れること間違いなしです。

Mobi Bike Vancouver

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