水上バスだけじゃない、水上タクシーとゴンドラとトラゲット
みなさん、こんにちは!パドゥーラ恵です。
前回のブログでは水上バスについて書きましたが、水の都ベネチアにはまだ他の交通手段があります。今日は水上タクシー、一度は乗ってみたいゴンドラ、ちょっとした運河の移動に便利なトラゲットを紹介したいと思います。
先ずは水上タクシー。タクシーと言っているだけにとても便利です。急いでいる時やプライベート感を満喫したい時にはおすすめです。好きな時に好きな所へ連れて行ってくれます。乗り場は鉄道駅やローマ広場、サンマルコ広場など、主要な広場にはほとんどタクシー乗り場があります。黄色の看板が目印で分かりやすいかと思います。ボートの先端に「TAXI」と書かれた小さな旗がついています。
さて乗り方ですが
1、宿泊先のホテルを通じて予約する方法
宿泊先のホテルを通じて予約してもらえるので、支払い金額もホテルを通じて教えて貰えるのでトラブルもなく安心です。ちょっとした事ですが、大運河から乗船する場合とホテルから乗船する場合と値段が違いますので、予約する前に必ず金額を確認しておきましょう。
2、タクシー乗り場で直接乗る方法
直接乗る場合は、タクシー乗り場の前に小さな小屋のような建物があります。そこに案内してくれる方がいますので、その方に頼みましょう。時々同僚の水上タクシー運転手さんと小屋の横でおしゃべりしている事もありますが(笑)
料金は行先によって違います。主に宿泊先とサンタルチア鉄道駅や空港間を利用する方が多いと思いますが、乗る場所によっても支払い金額が違います。
初乗り料金 15ユーロ (1分毎に+2ユーロ)
呼び出し料金 +5ユーロ
深夜料金(22時~6時) +10ユーロ
一般的にはこのように言われていますが、イタリア人は細かく計算するのが苦手なので、まとめて○○ユーロと言ってくる場合が多いです。
3、乗り場にて誰も乗っていないタクシーに直接手を挙げて乗れるかどうか聞く方法
タクシー乗り場に小屋がなく、看板だけあるタクシー乗り場もあります。停泊中の水上タクシー又は、ちょうど乗っていた人がタクシーから降りるのを見たらチャンスです。運転手さんに、行きたい場所を直接言って、可能かどうか聞いてみましょう。もちろん値段を聞いて納得してから乗りましょう。
タクシーの中は天井は少し低めですが、座っている分には問題ありません。お天気が良ければ是非後ろがオープンになっているので、立って運河からの眺めを楽しんでください。
4、予約サイトにて事前に予約する方法
http://www.venicewatertaxi.it (ヴェニスウォータータクシー24時間営業)
http://www.veneziataxi.it (ベネチアタクシー8時~22時まで営業)
出発先と行先を選択してクリックすると料金表示されます。人数や荷物の数でも値段が変動するので、先ずは幾ら位かかるか試しにやってみるのもいいですね。事前に支払うのでタクシーに乗る当日にバウチャーを見せるだけで大丈夫。例えばローマ広場から空港までは115ユーロで表示されるものの、5人以上になると、10ユーロずつ価格が変動します。
この様に水上タクシーのサイトから事前に予約するとトラブルもなく安心して水上タクシーを利用する事が出来るかと思います。
5、水上タクシー会社に電話する方法
+39 041 5229040 (ヴェニスウォータータクシー24時間営業)
+39 328 2389661 (ベネチアタクシー8時~22時まで営業)
+39 199 484950 (RADIOタクシー 24時間営業)
基本的にイタリア語の他に英語が通じます。この電話番号は、上記に記載した予約サイトの会社の電話番号ですので、サイトで予約して念のため再確認の電話を直接する方法もよいと思います。
そして、ベネチアに来たら一度は乗ってみたいゴンドラです。ゴンドラに乗るには基本的に、
昼時間/30分/80ユーロ (20分延長ごとに40ユーロ加算)
夜時間/30分/100ユーロ (20分延長ごとに50ユーロ加算)
6人まで乗船可となっています。
ゴンドラ乗り場は大運河沿いや、お店が並んでいる奥まった場所にもあります。
ちなみに出発地点によって回るルートが違います。人気のルートはサンマルコ広場にあるホテルダニエリ前から乗るルートだと、ドゥカーレ宮殿の下のため息橋や裏路地を通ったりリアルト橋を通るルートが人気です。もし、この辺通ってみたい!という希望があるなら、ゴンドリエーレに地図を渡してお願いしてみるのもいいと思います。
1、宿泊先のホテルを通じて予約して乗る方法
宿泊先のホテルを通じて、人気のルート又は自分が行きたいルートをコンシェルジュと相談しながら予約してもらいます。規定料金にそっているかどうか確認も出来るし、当日の乗り場も事前に分かっているので安心です。
2、直接乗り場に行く方法
一時期、高い金額を請求するなどトラブルがあったり問題もありましたが、現在はゴンドラ乗り場に必ず時間と金額が表記されているので安心です。ゴンドラ乗り場は緑の看板に、「GONDOLE」と書かれているので迷う事はないと思います。ゴンドリエーレ(ゴンドラを運転する人)に直接支払います。現金払いです。
3、インターネットサイトから事前に予約して、他の人たちと乗合する方法
80ユーロはちょっと高いので、他の人たちとの乗合ゴンドラでも問題ないと考えている方は、この方法がお得かと思います。インターネットサイトでは、一人あたり30分/31ユーロ~とあり、集合場所は旅行ツアー会社前で合流するのが一般的です。
GetYourGuideやVeltra(ベルトラ) にはどのコースを回るか、乗る時間も選択できるほか、当日ギリギリまで予約が出来るので、お天気が心配な時など便利ですよね。ツアー会社で自分の予約を確認し、バウチャーを持って、ゴンドラ乗り場まで連れて行ってくれます。
4、旅行ツアー会社に直接いって窓口で申し込む方法
インターネット予約は苦手という方は直接旅行ツアー会社窓口にて、今からゴンドラに乗りたいと申し出て下さい。(各ツアーの写真があるので'これ'と指さしでも通じます)当日直前の受付OKです。
そして、最後にトラゲット。トラゲットとはいわゆる渡し船です。カナルグランデの対岸にいくつかトラゲット乗り場があり、2ユーロでゴンドラに乗れます。(ベネチア住民は0.7ユーロ)
といっても、対岸を渡るだけなので、1~2分のちょっとしたゴンドラ体験です。水面ギリギリでちょっとドキドキします。
基本は6人の乗合でゴンドリエーレに直接支払います。昔は住人の足と言われて頻繁にトラゲットの運行があったものの、現在は数か所だけになりました。
移動に便利で分かりやすいトラゲット乗り場は、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の近くか、リアルト橋近くのフィッシュメルカートにあります。ゴンドラに乗ってみたいけど、時間とお金を節約したいなら、トラゲットでゴンドラミニ体験してみてはいかがでしょうか?
みなさん、いかがでしたか?
水の都ベネチア、ここでしか体験できない水上タクシー、ゴンドラ、トラゲットなどの移動方法もベネチアならでは観光の一つ。是非体験してみて下さい。次回のブログではトラゲットに乗ってサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂を訪問した事を書きたいと思います。お楽しみに。
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