速報&続報! 11月12日ベネチア高潮が記録更新。要注意!
みなさん、こんにちは! パドゥーラ恵です。
昨日、ベネチアの高潮(アクアアルタ)の続報をお伝えしたいと思います。
12日の夜10時半過ぎに高潮が187㎝となりました。2018年には156㎝、1960年代に190㎝の高潮記録に次いで、記録的な高さとなりました。その日の夜はサイレンが鳴り響き、また夜は雨と強風も重なって正直怖かったです。
高潮情報のアプリでも、「真っ赤な〇印」と、初めて見る高数値に心配でした。
先日ブログに書いたように、90㎝以上になると低いところでは浸水が始まり、120㎝過ぎるとサンマルコ広場をはじめ、さまざまな場所で浸水します。よって、186㎝ということは、とても広範囲で浸水がありました。
私も友人とメッセージのやり取りでお互いの無事や状況を把握しあいました。私の自宅は幸い1階ではないので、被害はありませんでしたが、一時停電したご家庭もありました。
リアルト橋に近いあるホテルのロビーは、夜中に浸水30㎝程。
リアルト橋近くのショップが並ぶところも、歩道がすべて浸水してました。
翌日午後の同じショップが並ぶ通りです。まだ濡れているものの水は引いています。
翌朝は水位が下がり、雨も止んで日差しが見えていましたが、サンマルコ広場付近ではヴァポレットが乗りあがっていたり、目を疑うようなさまざまな影響が出ていました。
この影響でベネチア市内の美術館などは閉鎖、お店も開いているのはほんのわずかで、ほとんどは浸水後の掃除に終日費やしていたようです。近所のスーパーも浸水のため閉まっていました。
夕方も同じリアルト橋付近を歩きましたが、まだ多くのお店は掃除中で、若干お土産屋さんや、タバッキ(キオスク)が開いていた程度です。この日は観光客であふれる賑やかなベネチアの町とまったく違いましたが、全ての人が再開に向けて頑張っている様子がうかがえました。
浸水した水をホースを使って排水していました。
今回のこの高潮が186㎝という記録的数値になったのは、温暖化現象によるものとのこと。その影響で水の都ベネチアが沈んでしまう噂を聞きましたが、本当にそうなってしまうのではないかと心から心配です。昨日も書きましたが、「MOSE」モーゼプロジェクトという可動式の防波堤を建設する計画が早く進めばと祈るばかりです。
ですが、ベネチア住民は早急の再開を目指して頑張っています! 再度、ブログでお伝えしたいと思います。
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