世界遺産ハルシュタット

紹介するのはザルツカンマーグートの世界遺産ハルシュタット。湖と山の挟まれた小さな場所に細長く広がる絵のように美しい村です。湖と村を眺める以外何もすることがなく、観光という意味では１〜2時間もあれば終わってしまいます。でもこの村が本当に美しくなるのは人々が少なくなった夕暮れ時、そして朝。

今の時期、天気が良ければ霧の中に浮かぶ幻想的な姿を見せてくれると思います。写真撮影のポイントはいくつかありますが、お勧めは塩坑へのケーブルカー乗り場があるLahnという地域。マルクト広場からも歩いて10分くらいです。もっとも途中もたくさん写真を撮っちゃうと思うのでまっすぐに行ければの話ですが。

さて、話を戻しますとLahnには船着場があってここからハルシュタットの村が本当にきれいに見えます。オーストリアでも珍しく木の家が多いので東洋の紙と木の文化からやってきた私たちには懐かしく、そして落ち着く気がします。他にもたくさん絶景ポイントがあるのですが後はいろいろと歩いてみてください。

ハルシュタットにはザルツブルグから出掛ける人が多いと思いますが、ウィーンからも直通の列車が出ています。ウィーン西駅発朝8時34分のIC544がそれ。この列車に乗るとハルシュタットには12時27分の到着です。ハルシュタットの鉄道駅は湖の反対側にあってここから村までは連絡船（2ユーロ）で向かいます。この船からの景色がまた素晴らしい。ただこの列車気をつけないと、駅での表示はザルツブルグ行きになっていると思います。前の方がザルツブルグ行き、後ろの方がハルシュタット方面行き。途中のAttnang-Puchheimでザルツブルグ行きと分かれてしまいますので乗車車両に注意してください。ちょうど列車が分かれたあとから素晴らしいザルツカンマーグートの景色が車窓に広がってきますのでこちらもどうかお見逃しなく！