ポストのマークはなぜラッパ?

公開日 : 2007年11月02日
最終更新 :
ハンガリーのポスト.jpg

郵便ラッパ(ポストホルン)の歴史は古いようです。郵便を乗せた馬車が町の広場に着いたときにこのラッパを高らかに鳴らし、郵便物の到来をお知らせしたとか。ラッパ=郵便というのがヨーロッパの歴史のようです。そのうちに郵便馬車は郵便のついでに人を乗せるようになりました。これが現在もスイスやオーストリアで残るポストバス(ドイツ語ではポストブス)の起源になります。20世紀の初頭に馬車から自動車に切り替わり、さらにバスへ。僕もバッハウ渓谷やザルツカンマグートに出掛けたときはお世話になりました。スイスでは小さな村が多いので今でも文字通りポストバスが郵便輸送の要だそうですね。

ちなみにドイツやオーストリアをはじめヨーロッパの田舎に行くと、町中の広場に面してポストという名前のホテルが結構あります。これは郵便馬車の発着地の名残。もともとは郵便馬車から降りてきたお客様のためのホテルだったようです。郵便は町の中心に着くのが基本ですから立地が良いのがこの手のホテルの共通点です。

というわけでヨーロッパを旅しているといろんな国でいろんな郵便ラッパに出会うと思います。オーストリアの郵便局もかなりモダンですがやはり郵便ラッパがモチーフになっていますよ。

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