ウィーン交通機関の値上げ情報

シングル（片道）券が1,70ユーロから1,80ユーロに10セント値上がりしました。

ただし、1年や1週間などのシーズンチケットやウィーンカード、ウィーン市内の24時間、48時間などの時間制のチケットなどの値段は据え置きで変わりありませんのでご安心ください。

事前にチケットを買わずに車内で買う場合のチケットも2,20ユーロで据え置きの価格です。

ですので、観光で訪れる場合に関係があるのは空港から市内まで来るときくらいでしょうか。空港からSバーンでウィーン中心部のLandstr.(Wien Mitte)までは空港からウィーン市までの1ゾーン分とウィーン市内の料金がかかりますのでシングル券2回分で3,60ユーロになります。

回数券や8日券などの乗るたびに刻印をするタイプのチケットはシングル券の値上がりに伴い値上がりしています。私はいつも8日券を愛用しているのですが8日分で27,20だったのが28,80に値上がりしてしまいました。

それでも24時間券（5,70）を買うよりはじつはお得なのです。

8日券は8-Tage-Karteといって1日券が8日分連なっている細長いチケットでマスに沿って折り曲げて1日分ずつ使うたびに打刻して使います。駅などの自販機で買うことができるのですが、1日分が3,60ユーロとシングル券2回分の料金でとってもお得なんです。

普通出かけたら戻ってくるので必ず往復で2回は乗るので、一日分を使ってしまっても損することもないので私はいつもこれを愛用しています。いつもお財布に入れておけばいちいちチケットを買う手間も省けますしね。

しかもこの8日券は複数の人数で使用することも可能なので、お友達と一緒に行動する場合は一人分ひとマス（1日分）づつ刻印すれば同じチケットで使用できるので観光で来たときなどでも使用できるんですよ。たとえば2人で旅行に来ても4日以上いるのならば8日券がお勧めです。もちろん4人で2日使ってもいいんですよ♪

以前の旅行の際に使った8日券など、値上がり前に購入したチケットはそのままの値段で2010年6月30日まで使えます。（それ以降はカスタマーセンターで清算してもらう必要があります。）

現在の各チケットの値段はWiener Linienのページを参照してください。

ちなみに・・・空港からMitteまでなど地名を指定して買ったチケットで幅が太く日時の打刻機に入らないものは日付をパンチする必要がないのでそのまま電車に乗って大丈夫です。（はじめからチケットに日時がプリントされているはずです。）インターネットで予約してプリントしたチケットなども打刻の必要はありません。（車掌さんが回ってきたらスタンプしてくれます）

回数券や、自販機や売店などでシングルチケットを買った時（券面の端に打刻する細いマスがある場合）は必ず打刻してくださいね。