ガチョウ料理を楽しむMartini Gansl

公開日 : 2009年11月09日
最終更新 :
gansl.jpg

オーストリアにはいくつもの旬の料理があります。

春の白アスパラ、夏の終わりのアイアーシュヴァンメル(あんず茸)。

今の季節なら街中にたくさんの焼き栗の屋台を見かけると思います。

11月はガチョウ料理。

マルティニ・ガンスル(Martini Gansl)という伝統料理が有名です。

これは聖マルティンという聖人にゆかりのある料理で、直訳するとマルティンのガチョウという意味になります。

フランスの町で司教になるよう町の人たちに請われたマルティンはこれを固辞してガチョウ小屋に隠れます。

しかし小屋のガチョウたちが鳴き始めたためマルティンが隠れていることがわかりました。

結局マルティンは司教になることを受け、町の人たちはこれを記念してガチョウを食べるようになったとか。

martinsepp.jpg

ガチョウこそいい災難ですが、このマルティニ・ガンスル、皮がパリパリと肉はホクホクでとてもおいしいです。

11月11日の聖マルティンの日の前後にはあちこちのレストランのメニューに並び、かわいい「ガンスルあります」の表示なども見られます。

このガンスルが食べられるのはお店によって11日の前後の1週間程度から1ヶ月程度と差がありますがメニューにガンスル(Gansl)を見つけたらぜひ試してみてください。

他にもガチョウのスープやゼリーよせなど様々なガチョウ料理がメニューを賑わしています。

マルティニ・ガンスルは調理に時間がかかることもあって予約が必要なレストランが多いので、行ってみたいレストランが決まったらメールや電話で問い合わせてみることをお勧めします。

私はグリンツィングのホイリゲ、マルティン・セップ(Zum Martin Sepp)に何度か出かけましたが、付合わせの栗が絶品でとてもお勧めです。

このお店は予約がない場合でもシーズン中は比較的簡単にガンスルが楽しめるようです。

Cobenzlgasse 34

1190 Wien Austria

01 320 3233

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