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オーストリア/ウィーン特派員ブログ ライジンガー真樹

オーストリア・ウィーン特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2010年5月 6日

中世の魅力溢れる時計塔の街、グラーツ


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中世の魅力溢れる時計塔の街、グラーツ

オーストリアでウィーン以外に観光で訪れる街、といえばやはりザルツブルクではないでしょうか?またスキーシーズンやハイキング目的であれば、チロル地方の州都、インスブルックも上位に上がってくると思われます。

DSCN8278-a.jpg そんな中、あまり有名ではないけれど、読者の皆様にとてもお勧めしたい街が!その名も「時計塔の街」、「セピア色の街」との異名をとる”グラーツ(Graz)”です。
グラーツはシュタイヤマルク州(英語でスティリア)の州都で、人口はオーストリア第2位の約25万人。街の中心部には中世の面影が色濃く残っており、1999年にユネスコ世界文化遺産に登録、2003年には欧州文化首都としても指定されました。
街の起源は古代ローマ時代にまで遡り、グラーツの語源は1128/29年に古文書に記載されているスラブ語の”Gradec”(砦、小さな城の意)であると言われています。1379年にはオーストリア最重要都市に指定され、1585年にはグラーツ大学設立、ハプスブルク家の支配下に入ってからは、歴代皇帝も数人輩出されました。

因みに一時期サッカー日本代表監督を務めていたオシム氏もこの街のサッカーチーム、シュトゥルム・グラーツでご活躍でしたし、ハリウッド・スターにして現カリフォルニア州知事であるアーノルド・シュヴァルツネッガー氏もグラーツ近郊の出身であることで有名です。(よくシュワちゃんはドイツ人と間違われますが、オーストリア人です)


実は著者は実際仕事関係で訪れてみるまでは、「たいして特色のない田舎町でしょう」などと勝手な先入観を抱いていたのですが、行ってみてビックリ!
イケているではありませんか!!!


【交通手段】
DSCN7681-a.jpg
ウィーンからグラーツに行くには、主に飛行機(約40分)、列車(約2時間半)、レンタカー(約2時間)の3手段があります。
著者の場合はオーストリア航空傘下のチロリアン航空でグラーツ空港まで飛びました。
グラーツはのんびりした街なのか、空港の整備員も随分と寛いでいる様子(左写真)。
何となく街の温かみが伝わってきました。

【ホテル】
著者が滞在していたホテルは、ウィーンからの列車が止まるターミナル、グラーツ中央駅の真向かいにある、オーストリア・トレンドホテル・オイローパ・グラーツ(略してホテル・オイローパ/Hotel Europa)です。ウィーンから列車でお越しの方にお勧めなことは勿論、地下にスーパーマーケット(Billa)やドラッグストア、ベーカリー等を含むちょっとしたショッピングセンターが併設されているので、悪くない環境でした。またダウンタウンまではスニーカーでさくさく歩いて20分、路面電車ですと4-5駅(乗車時間7分)です。
ただ、短いご滞在の方やあまり体力を消耗されたくない方には、やはりダウンタウン立地のホテルをお勧めします。
ホテルのフロントでは忘れずにグラーツの市街地図(無料)をゲットして下さいね。


【グラーツの象徴、時計塔】
DSCN7709-a.jpg
グラーツのシンボルといえばやはりこれ!時計塔です。
この塔は1560年頃に建造され、時計は1712年以来時を刻み始めました。
写真だと凡庸に見えがちですが、実際はとっても大きくてビックリ!
その高さ28mです。ローマのコロセウムが48mなので、その半分より少し高いくらい、また大人の人間がこの時計の短針強の大きさだと思って頂いて差し支えないでしょう。実はこの針もちょっと普通とは違い、「長針が時間、短針が分」を表しています。以前は針一本(短針)で事足りていたのですが、後世になって長針が付け足されたのだとか。


余談ですが、私の年代では小学校の頃に「明智小五郎 対 怪人二十面相」の探偵シリーズ小説が流行り、その中で時計塔がトリックとして頻繁に登場したものですから、昔からそのミステリアスな存在に畏敬の念を抱くと同時に、憧れてもいたモチーフです。
まさか大人になって、グラーツで小さい頃の憧れに出会えるとは思ってもみませんでした。


DSCN7706-a.jpg
この時計塔に辿り着くには、急な坂道を10分程度歩いて上るか、絶壁に作られた階段を頑張って登るか、もしくはエレベータで一気に上がる楽ちんコース(所要時間約2分、1.7ユーロ)があります。たまには体を動かしたい方や、体力に自信のある方は是非眺めの良い坂道を歩いて上がってみて下さい!頑張った後に見られるグラーツ名物・中世の町並みも感慨一入でしょう。(左写真・但し実際は写真では伝えきれないほど嘆息ものの景色です!)

DSCN8270-a.jpg
ただ折角の楽しい旅行中、足が痛くならないように、歩きやすい靴か可愛いスニーカーをご用意下さいね。
このスニーカーは著者が前日に購入したノルウェイのスポーツブランド・NAPAPIJRI(ナパピリ)のもの。日本では割と高額ですが、オーストリアでセールを狙うと、かなりお手頃に(日本での販売価格の4分の1程度)購入することが可能です。


【王室御用達ベーカリー Hofbaeckerei Edegger-Tax】
DSCN8284-a.jpg
旧市街をぶらぶら探索していると、何やら荘厳な外観のベーカリーに行き当たります。これが1569年創業の”王室御用達”ベーカリー、「ホフベッケライ・エデッガー・タックス」。
著者が訪れた時は、一度目は日曜日、二度目はイースターの祝日で、残念ながらまだ足を踏み入れたことがありません。ただ老舗の味が美味しいと評判ですので、次回は必ず訪ねてレポートしたいと思っています。
因みにここのマジパン製イースター・バニーは「復活祭とイースター兎の不思議な関係」の記事 にて既に登場済みです:)


qHofbaeckerei Edegger-Tax/ホフベッケライ・エデッガー・タックス
住所: Hofgasse 5, 8010, Graz
時間: 月~金 7:00-18:00
    土  7:00-12:00(日・祝 休み)
電話: (0316) 8302300

グラーツの魅力は意外や意外、多すぎてとても1回のレポートではお伝えしきれません。
ということで次回以降、グルメ・美術館・ショッピング・街歩き情報等々をアップしていきたいと思います!
楽しみにお待ちくださいね!

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2010年5月 6日
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      ウィーン特派員
      ライジンガー真樹
      スペイン語と異文化研究のため高校時代に南米チリへ留学、国際基督教大学(ICU)卒業。外資系広告代理店のメディアプランナー、欧州系エアライン2社の客室乗務員を経て現在はモード業界 に。仕事の傍ら子育てと執筆に勤しみ、ウィーンで話題のスポットや伝統的なカフェとスイーツ、日本とはかなり異なるオーストリア事情など、バラエティに富んだ情報をお届けすべく活動中!連絡先Facebookページ DISQUS ID @disqus_zl3jc0QKNG

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