潜入レポート!シュタットパーク、食の饗宴
さて以前このウィーン特派員ブログでもお知らせしていた、シュタットパークで開催のGenussFestival(食の饗宴)ですが、著者の日曜日のフライトが運よく夕方からだったため、最終日にして遂に宴の潜入に成功しました!
駅から出てすぐに見えてくるのが左写真のKur Salon(クアサロン)という、これまた1867年建立という意外に歴史のある建物。ルネッサンス期イタリア様式のバルコニーを持つ、レストラン併設の瀟洒なイベント会場です。(この日のイベントとは関係ありませんでしたが)ダンス会場やコンサート会場となる他、エアライン主催のパーティ”フライトクラブ”等、多様なパーティーが随時開催されて、盛り上がりを見せています。
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そう云えばヴェルサイユ宮殿の庭園にこれと似たデザインのあずま屋がありました。王妃マリー・アントワネット(オーストリア人)とフェルゼン侯爵が逢瀬を楽しんだ、”愛の殿堂”という、日本語では口の端に上らせるだけでも恥ずかしくなるような究極のラブロマンを感じさせるネーミングの建物でした。
それに良く見てみると木に登っている青年まで!こんなお天気の日に下界を見下ろす気分はさぞかし最高でしょうね:)
◆チロル州のパヴィリオン
因みにこのテントで売られていたのは、チロル地方特産のアルコールやドライフルーツ、蜂蜜やジャム等。アルコールはボトル売りだけではなく、その場でグラスで飲むこともできます。
・Tirolerschnapserl チロルのシュナップス(火酒) グラス2ユーロ
・Beerenlikoer ベリーのリキュール グラス1.5ユーロ
◆シュタイヤマルク州のパヴィリオン
シュタイヤマルク州と言えば、ワインが絶品なのは言わずものがなですが、カボチャが特産品としても有名で、日本でこそまだ知られていないものの、キュルビスオイル(カボチャオイル)を買って帰る観光客が後を絶ちません。
そして本日著者が新たに発見したのが、この”キュルビス・リコーア”(カボチャ・リキュール)!!!
早速試飲させてもらったところ、ほんのり甘くて円やかな味がお口全体に広がり、幸せいっぱいに。「如何にも!」というえげつない甘さのリキュールも多い中、これはそれらとは一線を画し、柔らかい喉越しが病み付きになってしまいそうです☆
こういう珍しくて美味しいものを見つけるのが、やはり人生の醍醐味ですよね!
◆これは新発明品?青いツツジの花
著者の人生の中では、濃いピンク、薄ピンク、サーモンピンク、或いは白いツツジしか見たことがなかったのですが、まさかサントリーは青い薔薇に続き、青いツツジまでも実験成功させたのでしょうか!?(きっと違います)
因みにツツジは俳句で”春”の季語を表し、短歌では枕詞として「にほふ」、「にほえをとめ」に掛かるそうです。
「つつじいけて 其陰に干鱈(ひだら) さく女」 松尾芭蕉
もしツツジが青かったならば、芭蕉はもう少し違う詩を詠んだかも???
◆花時計
細かく観察してみると、文字盤の数字までもが小さいお花になっていて、とってもキュートです☆
◆遂にご登場、黄金のヨハン・シュトラウス像!!!
通常なら、即座に彼の下に辿り着けるのに、今日は園内が大変混雑していて、歩けど歩けどヨハンは豆粒大の大きさです。カメラを片手に、ヨハン向かって猪突猛進したいところですが、意向に反し次々と行く手を阻まれてしまいます。またウッカリしていると、いつの間にやらお財布をすられかねません。(日本人はカモ中のカモです!)勝って兜の緒を締めるが如く、ヨハンを見つけてもはしゃがず、ここは慎重に近付くことにしました。
これだけではまだまだ終わらない食の饗宴。
第二章に続きますので、次回をお楽しみに!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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