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オーストリア/ウィーン特派員ブログ ライジンガー真樹

オーストリア・ウィーン特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2010年5月13日

潜入レポート!シュタットパーク、食の饗宴


潜入レポート!シュタットパーク、食の饗宴

さて以前このウィーン特派員ブログでもお知らせしていた、シュタットパークで開催のGenussFestival(食の饗宴)ですが、著者の日曜日のフライトが運よく夕方からだったため、最終日にして遂に宴の潜入に成功しました!


DSCN8807-a.jpg シュタットパークはリング沿い、東の外側に位置する、市民憩いの公園です。19世紀に、時の市長Andreas Zelinka(アンドレアス・ツェリンカ)によってプロジェクトが立てられ、風景画家の巨匠・Joseph Sellény(ヨーゼル・セレニー)が英国風庭園として設計し、更に宮廷庭師の Rudolph Siebeck(ルドルフ・シーベック)によってプロジェクトが実行されました。1862年の開園当時は、ウィーン初の一般市民向けの公園施設として大変な反響を呼びました。

DSCN8799-a.jpg 著者はこの日は車でシュタットパークまで出掛けたのですが、交通機関でいらっしゃる方には【地下鉄4番線(U4)のシュタットパーク駅】が最寄りとなっています。
駅から出てすぐに見えてくるのが左写真のKur Salon(クアサロン)という、これまた1867年建立という意外に歴史のある建物。ルネッサンス期イタリア様式のバルコニーを持つ、レストラン併設の瀟洒なイベント会場です。(この日のイベントとは関係ありませんでしたが)ダンス会場やコンサート会場となる他、エアライン主催のパーティ”フライトクラブ”等、多様なパーティーが随時開催されて、盛り上がりを見せています。


DSCN8800-a.jpg このクアサロンを横目に、シュタットパークの豪華絢爛な門を潜って少し進むと、最初に綺麗なあずま屋が見えてきます。思わず休んで行きたくなるようなロマンティックなデザイン。でもどこかで見たような。。。

そう云えばヴェルサイユ宮殿の庭園にこれと似たデザインのあずま屋がありました。王妃マリー・アントワネット(オーストリア人)とフェルゼン侯爵が逢瀬を楽しんだ、”愛の殿堂”という、日本語では口の端に上らせるだけでも恥ずかしくなるような究極のラブロマンを感じさせるネーミングの建物でした。


DSCN8832-a.jpg もう少し進みますと、いよいよフェスティバル会場の白いテントが、万緑の公園の中にぽつぽつと見えてきます。人が少ないウィーンにしては、かなり込み合っている様子!相当に人気のイベントのようですね。
それに良く見てみると木に登っている青年まで!こんなお天気の日に下界を見下ろす気分はさぞかし最高でしょうね:)


◆チロル州のパヴィリオン
DSCN8808-a.jpg 中で最初に辿り着いたのがオーストリア西部に位置し、スイス・イタリアと国境を接する地域、”チロル州”のパビリオン。伝統的な民族衣装のディアンドルを着たお姉さん方が、特産品を愛嬌と共に振り撒いています。
因みにこのテントで売られていたのは、チロル地方特産のアルコールやドライフルーツ、蜂蜜やジャム等。アルコールはボトル売りだけではなく、その場でグラスで飲むこともできます。
・Tirolerschnapserl  チロルのシュナップス(火酒) グラス2ユーロ
・Beerenlikoer ベリーのリキュール グラス1.5ユーロ


◆シュタイヤマルク州のパヴィリオン
DSCN8811-a.jpg これはオーストリア南部、シィシィこと皇后エリザベートも嘗て良く滞在していたスロベニアとの国境沿いに位置するシュタヤマルク州のテント。
シュタイヤマルク州と言えば、ワインが絶品なのは言わずものがなですが、カボチャが特産品としても有名で、日本でこそまだ知られていないものの、キュルビスオイル(カボチャオイル)を買って帰る観光客が後を絶ちません
そして本日著者が新たに発見したのが、この”キュルビス・リコーア”(カボチャ・リキュール)!!!
早速試飲させてもらったところ、ほんのり甘くて円やかな味がお口全体に広がり、幸せいっぱいに。「如何にも!」というえげつない甘さのリキュールも多い中、これはそれらとは一線を画し、柔らかい喉越しが病み付きになってしまいそうです☆
こういう珍しくて美味しいものを見つけるのが、やはり人生の醍醐味ですよね!


◆これは新発明品?青いツツジの花
DSCN8812-a.jpg テントからテントへと食べ歩き(つまみ食い)を続けていると、途中で珍しく青味が勝ったツツジのお花を見掛けました。良く晴れ渡った空とのコントラストが絶妙に綺麗で、思わずパパラッツィ!
著者の人生の中では、濃いピンク、薄ピンク、サーモンピンク、或いは白いツツジしか見たことがなかったのですが、まさかサントリーは青い薔薇に続き、青いツツジまでも実験成功させたのでしょうか!?(きっと違います)
因みにツツジは俳句で”春”の季語を表し、短歌では枕詞として「にほふ」、「にほえをとめ」に掛かるそうです。
「つつじいけて 其陰に干鱈(ひだら) さく女」 松尾芭蕉
もしツツジが青かったならば、芭蕉はもう少し違う詩を詠んだかも???


◆花時計
DSCN8817-a.jpg ワイングラスを片手に練り歩いていると、大きくて優雅な花時計を発見!
細かく観察してみると、文字盤の数字までもが小さいお花になっていて、とってもキュートです☆


◆遂にご登場、黄金のヨハン・シュトラウス像!!!
DSCN8818-a.jpg そうこうしているうちに遂に見えて参りました、シュタットパーク名物、黄金色に燦然と輝くヨハン・シュトラウス像!
通常なら、即座に彼の下に辿り着けるのに、今日は園内が大変混雑していて、歩けど歩けどヨハンは豆粒大の大きさです。カメラを片手に、ヨハン向かって猪突猛進したいところですが、意向に反し次々と行く手を阻まれてしまいます。またウッカリしていると、いつの間にやらお財布をすられかねません。(日本人はカモ中のカモです!)勝って兜の緒を締めるが如く、ヨハンを見つけてもはしゃがず、ここは慎重に近付くことにしました。


これだけではまだまだ終わらない食の饗宴。
第二章に続きますので、次回をお楽しみに!

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2010年5月13日
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    • 特派員プロフィール
    • ウィーン特派員

      ウィーン特派員
      ライジンガー真樹
      スペイン語と異文化研究のため高校時代に南米チリへ留学、国際基督教大学(ICU)卒業。外資系広告代理店のメディアプランナー、欧州系エアライン2社の客室乗務員を経て現在はモード業界 に。仕事の傍ら子育てと執筆に勤しみ、ウィーンで話題のスポットや伝統的なカフェとスイーツ、日本とはかなり異なるオーストリア事情など、バラエティに富んだ情報をお届けすべく活動中!連絡先Facebookページ DISQUS ID @disqus_zl3jc0QKNG

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