白アスパラガス 食べ歩きの旅♪
ここオーストリアで毎年この季節になると誰もが首を長くして待っているのが「ヴァイス・シュパーゲル」(白アスパラガス)の登場!春にしか出回らないとあり、お値段は少々おハイソながら、毎年4〜5月頃になるとどのレストランも競うようにして自慢のシュパーゲル料理を季節限定メニューに追加し始めます。
ということで、著者も美味しい白アスパラガス料理を求めて、グルメの旅に出てみました!今回訪ねたレストランの中でも、特に美味しかった数皿を皆さんにご紹介しますね☆
◆Rochuscafe(ロフスカフェ)/Risotto Spargel(アスパラガスのリゾット)
その中で著者が今回トライしたのはアスパラガスのリゾット(10ユーロ)。
程良く柔らかめに炊かれたリゾット米に白と緑、2色のアスパラガスが添えられています。
白アスパラガスは緑よりも太く、味も甘めでマイルド。一方グリーンアスパラガスは独特のエグミがリゾットに一層の美味しさを添えています。
「もう少しボリュームが欲しい!」、「たんぱく質も摂りたい!」という方には、オプションで「仔牛のフィレ」「サーモン」をプラスすることも可能です。(各17ユーロ、15ユーロ)
この他のメニューにも、アスパラガスを用いたスープやラザーニャ、ステーキ等のディッシュが用意されています。
◆Amon's(アモンズ)のアスパラガス料理
前にこのブログで御紹介した、オーストリア料理を振る舞う老舗のレストラン。
ここにもやはりアスパラガスの季節限定メニューが驚くほど沢山ありました!その数や何と3ページにも渡っています!
◆アスパラガス・スープ
白いスープの方は、上にサワークリームがたっぷり!煮込まれた白アスパラがごろごろと入っており、ほんのり甘めの仕上がりとなっていました。一方グリーンの方は、カリっとしたベーコンのスライスや香辛料の味がピリッと効いており、円やかな白アスパラのスープと見事な対比をなしていました。
著者はここがヨーロッパだということを忘れて、思わず器を持ち上げて飲みそうになった程、美味しいスープのセットでした。
◆メイン料理Wok & Duck
同席していたオーストリア人の夫も「こんな変わったアスパラガス料理は未だに見たことがない!」と唸るほどの珍しさ&美味しさ!
スパイスたっぷりのカリカリの衣に包まれながらも、中の白アスパラガスはあくまでも柔らかく茹でられており、そのギャップを思う存分楽しむことができます。
添えられていたカモ肉も、甘酸っぱい苺とコニャック、辛みの効いたグリーン・ペッパーという絶妙なコンビネーションで、食する人を虜にしてくれます。
このシュパーゲルのシーズンが終わるまでに、是非もう一度味わっておきたい逸品でした。
◆Zum Braunen Baeren(ツム・ブラウネン・ベーレン/茶色いクマ亭)
これはウィーンから車で1時間ほど行ったところにあるレストラン。旅行者の方には、ちょっと行きづらいロケーションなのですが、海のないオーストリアでもお魚(淡水魚ですが)と組み合わせたお料理があると知って頂きたくて、敢えてご紹介してみました。
この他にも、掲載し切れないほど沢山のシュパーゲル・メニューが至る所でオファーされています。日本でも昭和40年代にグリーンアスパラガスが登場するまでは主流だった白いアスパラガス。この時期にオーストリアに旅行される方は、是非オーストリア料理のレストランを探して、昔懐かしのシュパーゲルを味わってみて下さいね!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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