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オーストリア/ウィーン特派員ブログ ライジンガー真樹

オーストリア・ウィーン特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2010年5月20日

アルベルティーナの展覧会に見参す


アルベルティーナの展覧会に見参す

先日このウィーン特派員のブログでも御紹介した、現在アルベルティーナ美術館で開催されている3つの展覧会に行って参りました!

◆Jakob & Rudolf von Alt(アルト家のヤコブとルドルフ父子)の展示会場
DSCN9032-a.jpg この父子の詳しい経歴については、以前の記事「オーストリアの繊細な風景画を観賞」 をご参照ください。
まず観賞して驚いたのが、水彩画だったこと!著者も幼い頃より絵画が大好きで、3歳〜12歳くらいまで水彩画を習っていたのですが、皆様御存じの通り水彩画は描く際に修正が効きません。一発勝負という意味においては、油絵よりもある意味ずっと難しいのが特徴となっています。そして、油絵には決して出せないような、透き通るような瑞々しい色彩が表現できるのもまた水彩画ならではの魅力です。


DSCN9034-a.jpg 今回の展示では、イタリアのローマを始めとする各地方、及びオーストリアのウィーン、インスブルック、ザルツブルク、バーデンに至るまで、見事に繊細に描きこまれた風景画が多数展示されていました。長閑な田園風景や、現在も変わらず存在する街の広場の様子などが丁寧に表現され、鑑賞者の心を虜にします。その中で著者の一番のお気に入りは、日本でも大人気の観光スポット、イタリア・カプリ島の「青の洞窟」だったのですが、残念ながらそこで写真を撮ろうとした瞬間、絶妙なタイミングで係員に止められてしまい、皆様にお見せすることが叶いませんでした。。。油絵と違って水彩画は光によって劣化してしまいそうですものね。あの感動をお伝えできなくて遺憾千万です。


◆Markus Luepertz(マルクス・リュパーツ)の展示会場
DSCN9047-a.jpg こちらは同じくアルベルティーナ内の別の展覧会、Markus Luepertz(マルクス・リュパーツ)の展示。1948年生まれ、現在もドイツで活躍中の新表現主義の画家です。
※新表現主義:1970年代後半から1980年代まで美術界を席巻した現代美術の一様式。1920年代に主流だった「ドイツ表現主義」や「抽象表現主義」の技法を受け継ぎ、原色の使用や描きなぐった様な筆捌き等がその特徴となっています。
今回の展覧会もその例に洩れず、甲冑や抽象物が「青・茶・白・黒」を中心とした鮮やかな色彩と隈取りで大胆に描き切られており、見る者に斬新かつ衝撃的なインパクトを与えます。


◆Andy Warhol(アンディ・ウォーホール)の展示会場
DSCN9048-a.jpg 今回訪れた3つめの非常設展示、アンディ・ウォーホール展覧会です。
アンディ・ウォーホールは1928年から1987年まで活躍した、言わずと知れたポップアート牽引の旗手。シルクスクリーンの技法で、色違いで量産されたマリリン・モンローの四連の胸像画はあまりにも有名。
その派手すぎる色使いと対象物のパロディの発想から、著者は今までこのアーティストのことがそれほど好みではなかったのですが、実際の作品を見ると全身に電撃が走りました!雑誌や教科書で見るのとは全くもって違い、対比的で鮮やかな色遣いが全く下品に見えないのです!むしろこの画家の作品は敬遠していたのに、実物観賞後は何とすっかりファンになってしまいました。
グラーツ同様、今まで誤解していたアンディさんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。ここでまた「虚心坦懐」の四文字が心に浮かび上がりました。これからの人生、ひょっとするとこの四文字熟語をずっと念頭に生きて行かなければならないかも知れません。

DSCN9041-b.jpg ところで余談ですが、著者の務めるエアラインの社長もアンディ・ウォーホールによるモンローの作品を所蔵しています。何でも今年のお誕生日に友人から贈られたのだとか。いいなぁ〜!!!


◆併設お土産ショップ
DSCN9044-a.jpg 常設展示の作品は勿論のこと、今回のような非常設の画家のポストカードや画集をここで購入することが可能です。お気に入りの画家やお目当ての作品があったならば、帰る前に是非ここでチェックしてしまいましょう。


DSCN9046-a.jpg それ以外にも、ウィーンから家族や友人に送ると喜ばれそうなポストカード類やTシャツ、文具、食器に至るまで、お土産類が各種多様に取り揃えられていました。
左写真はウィーンならではの面白いポストカードの一例。
オーストリア料理のレシピ。(各1ユーロ)上段左から、
・ザッハートルテ(ちゃんとホイップクリーム添え!)
・ウィーン風カツレツ(ヴィンナー・シュニッツェル)
・グーグルホプフ(クリスマスに焼いて家族で食べる背の高いパウンドケーキ)

下段左から、
・ウィーン風カツレツ、
・カールスプラッツ駅のパヴィリオン、
・ウィーンの各美術館のサイコロ(行き先に迷った時にこれを振って決めるのが主旨のようです)
・映画「第三の男」にも登場する有名な木製大観覧車
組み立てセット葉書。(各2.5ユーロ)
この葉書を点線通りに切り取って、実際に組み立てた模型が、上の緒写真のポストカード上部に張り付けられています。


Jakob & Rudolf von Alt(ヤコブ&ルドルフ・フォン・アルト)の展示は5月24日までとあと少しなので、ご興味のある方はお急ぎく下さい!またMarkus Luepertz(マルクス・リュパーツ)の展示は2010年6月6日まで、Andy Warhol(アンディ・ウォーホール)は5月16日で残念ながら既に終了となっています。


DSCN9049-a.jpg

アルベルティーナ
住所:  Albertinaplatz 1, 1010, Wien/アルベルティーナプラッツ1番、ウィーン1区
最寄:  地下鉄1番線、2番線、4番線カールスプラッツ駅
(写真の左手後方に見える緑の屋根がオペラ座です)
電話:  (0)1 534 83-0
時間:  毎日 10時〜18時、水曜 10時〜21時
URL:  www.albertina.at
入場料: 大人9.5ユーロ、60歳以上8ユーロ、ウィーンカード提示で8ユーロ、19歳以下無料、

26歳以下の学生・要介護者・失業者・育児休暇中の両親・軍事役務者・兵役代替勤務者・
10名以上の団体は7ユーロ
ガイドツアー:土日祝 15:30〜、水18:30〜(ドイツ語のみ)
オーディオガイド:4ユーロ

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      ウィーン特派員
      ライジンガー真樹
      スペイン語と異文化研究のため高校時代に南米チリへ留学、国際基督教大学(ICU)卒業。外資系広告代理店のメディアプランナー、欧州系エアライン2社の客室乗務員を経て現在はモード業界 に。仕事の傍ら子育てと執筆に勤しみ、ウィーンで話題のスポットや伝統的なカフェとスイーツ、日本とはかなり異なるオーストリア事情など、バラエティに富んだ情報をお届けすべく活動中!連絡先Facebookページ DISQUS ID @disqus_zl3jc0QKNG

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