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オーストリア/ウィーン特派員ブログ ライジンガー真樹

オーストリア・ウィーン特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2010年10月 6日

リンツの街を歩けば2~栗菓子と新大聖堂~


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リンツの街を歩けば2~栗菓子と新大聖堂~

昨日お届けした序章、「リンツ街歩き」の続編・第2弾です。

さて、昨日"極甘リンツァートルテ"の呪力に囚われた著者は、仰けから足どころか気も胃も重くなってしまったのでした。お部屋に帰って一休みしたいという誘惑に駆られましたが、閉店・閉館時間の早いオーストリアでは、もたもたしていると何一つできないまま一日を終えてしまうことになりかねません。自らの体に鞭打って叱咤激励しつつ、リンツの街へと第一歩を踏み出しました。


著者の泊っていたホテルは、Austria Trend Hotel Schillerpark(オーストリア・トレンド・ホテル・シラーパーク)というホテルで、中心街からもターミナル駅からも徒歩で移動できる便利な立地にありました。地図と地球の歩き方を片手に、取り敢えず最寄りの観光名所、「Neuer Dom(新大聖堂)」を目指します。


栗のお菓子-a.jpg 道の途中には、あちこちに小さなカフェやお菓子屋さんが散在し、栗の季節を受けて、マロン関係のお菓子が多々見受けられました。日本ではケーキの「モンブラン」といえど、安価なものはサツマイモで作られているケースが大多数ですが、こちらでは栗が潤沢に採れるので、どこの甘味処でも必ず2~3種類はマロン系統のケーキが置かれています。
(逆にサツマイモは希少品で、その存在や名前すら知らないオーストリア人も多くいます!)


栗の木-a.jpg 栗がたわわになっている木を発見。
栗はどうやら「そこらに落ちているもの」という認識で良さそうです。
侮辱されて怒った栗が落ちてくると痛そうなので、頭を鞄で押さえて通り過ぎます。


新大聖堂neuerdom-a.jpg


更に歩くこと5分強。建物の群れがいきなり割れ、視界がぱっくり開けたかと思うと、そこにはどっしりとした貫録のある大聖堂が佇んでいました!
この新大聖堂は1855年に枢機卿のフランツ・ヨーゼフ・ルディジェにより計画され、1862年に着工開始。完成をみたのは1924年で、座席数が2万席とオーストリア最長を誇るフレンチ・ゴシック教会に仕上がりましたが、高さはウィーンのシュテファン寺院(137m)に次いでオーストリア2番目の134m。
というのも、当時のオーストリア・ハンガリー帝国が、シュテファン寺院の南塔よりも高い教会建設を頑として許可しなかったからだとか。やはり、帝国の威信や礎を揺るがされるような行為は厳しく咎めざるを得なかったのでしょうね。


ドーム前宴席-a.jpg 大聖堂の傍らには長閑な宴席が設けられていました!
「メキシコのとある教会では、聖母子像がネオンで賑々しく装飾されていた上、内部でポップコーンまで売られていた」という逸話を、以前スペイン人の友人から伝え聞いて仰天したことがありました。
(敬虔なキリスト教徒である彼は、それを見て絶句したそうです)
その衝撃には遥かに劣るものの、やはり聖域近辺での酒席には著者もいささかの驚きを禁じ得ませんでした。あ、でもミサでイエズス・キリストの血として葡萄酒を飲むくらいですので、結構正当な行為なのかもしれません。


クレーン-a.jpg また屋外に物見用のクレーンが設置され、大聖堂外部の装飾や市内の空からの眺めを楽しみたい人々が、列をなしていました。こんな晴天の日に巨大歴史建造物と大自然を一度に味わえるなんて、とても贅沢な経験でしょうね!


ドームのズーム-a.jpg 間近から見た尖塔はきっとこんな感じでしょう。(ズーム写真)
金時計が側面についていますが、よほど目の良い人でないと、下から見上げても時間はわからなさそうです。きっと当時の人々は、みんな視力が良かったんですね。


残念ながら著者には列に並ぶ時間も気力もなかったので、羨ましげな一瞥をくれた後、大聖堂を後にしました。
次は丘の上に建てられた「リンツ城博物館」を目指したいと思います!

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2010年10月 6日
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      ウィーン特派員
      ライジンガー真樹
      スペイン語と異文化研究のため高校時代に南米チリへ留学、国際基督教大学(ICU)卒業。外資系広告代理店のメディアプランナー、欧州系エアライン2社の客室乗務員を経て現在はモード業界 に。仕事の傍ら子育てと執筆に勤しみ、ウィーンで話題のスポットや伝統的なカフェとスイーツ、日本とはかなり異なるオーストリア事情など、バラエティに富んだ情報をお届けすべく活動中!連絡先Facebookページ DISQUS ID @disqus_zl3jc0QKNG

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