お洒落上級者への道~手袋編~
ウィーンは段々と冷え込む季節となってまいりました。
日本で言う11月下旬並みの気候でしょうか?
冬に底冷えのするウィーンでは、首(マフラー・ストール)、手首(手袋)、足首(ブーツ・レッグウォーマー)を温めるのが基本ですが、今回は特別に手首に注目!
飛びっきりお洒落度のアップするウィーンの手袋を皆さんに紹介しちゃいます☆
どうでしょう!?
とっても優雅で、カラフルで、温かみがあって、クラス感を感じさせるレザー素材で・・・と、
思わず何ペアもゲットしたくなるような手袋が沢山!
日本では珍しい鮮やかな色や、指の間の部分の切り替えやステッチ、コルセット風のデザイン、ホワイトXブラウンのゼブラ柄など、遊び心豊富なアイディアが女性の心を魅了します。
イエローやオレンジの手袋などは、「ブラック至上主義」の日本では敬遠されがちですが、
ウィーンのお洒落マダムはストールや帽子、バッグの色と上手に合わせて、抜群にファッショナブルなコーディネートを毎日愉しんでいます。(同色の小物を必ず併せて一緒に買ってしまうのがお洒落のコツのようです)
これからご紹介するのは同系色で纏めた、お洒落上級者のコーディネート☆
◆ブルー・グラデーションのコーナー
コートは黒だと寒色に傾きすぎるので、左横にちょこっと覗いているバッグのような、温かみを感じさせるキャメル色が合いそうですね。
◆パープル&グリーン・グラデーションのコーナー
左:スモーキーなパープルとグリーンのコンビネーション。紫のベレー帽は、3色展開。
色味がスモーキーなだけに、コートはライトグレーがぴったり。
右:こちらは赤みがかった紫の帽子、ストール及び、手袋のコンビネーション。左写真の紫よりも色味がはっきりとしているだけに、コートは薄い色よりも赤みがかったブラウンを合わせると素敵に見えそうです。
◆ブラック&ホワイト
日本でも不変の人気を誇るブラック&ホワイト☆
シンプルなトーンであるだけに、ボタンやリボン、パイピング等のデザインや素材そのもので勝負ができます。
このコーディネートには黒いコートよりも、白コートを合わせるのが断然エレガントに見える秘訣!
また「手袋はお洒落で好きだけど、指先の動作がもどかしい!」、「革の手袋は格好良いけれど、どうしても指先が冷えてしまう!」という人には、こんなグローブがお勧め。
左:電車やバスの切符を買うとき、お店でお支払いするとき、交通機関で読書するとき、アイポッドを操作するとき、道端でフワフワの猫や犬を見掛けると思わう撫でてしまう人、などに向いているタイプ。
右:中がふかふかで暖かそうな手袋、しかもリボン付き☆
ただし動物愛護の観点から、裏地はリアルファー(毛皮)ではなく、動物を殺生せずに済むウールやカシミヤ、フリース素材が貼られているものをお勧めします!
と書いてはみたものの、「では革手袋の皮は一体どこから来ているのか?」という果てしない疑問が湧いてしまった著者でした。特に動物愛護の意識が高いフィンランドなどでは、"ファッションのためだけに動物を殺すことを避ける"のを目的とし、独特な技術で「魚の皮」から牛革そっくりのエッジィなバッグやジャケット類を既に作りだしているのだとか!
マルヤ・ラク氏がチーフデザイナーを務める、"NOOLAN"(ヌーラン)というブランド、興味のある方は一度覗いてみて下さい。
最後少し話題が逸れてしまいましたが、カラフルな手袋のセレクションは如何でしたでしょうか?
これからますます寒くなるウィーンで、お洒落でエレガントなグローブは、手先だけでなく、見る人の心の中までほっこりと温めてくれそうです。オペラやお食事へのお出掛け時には勿論のこと、野外観光や旧市街地・公園を気ままに散策するとき等にも役立つこと間違いなしです。
ウィーンにはお洒落な手袋を売っているお店が沢山あるので、是非自分だけの一枚を見つけて下さいね!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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