ホイリゲのお食事と可愛いお土産 ~カモ肉派?鹿肉派?~

公開日 : 2010年12月02日
最終更新 :
Heurige入口.jpg

さて、今日はどんな美味しいお料理が登場するのでしょうか?

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Heurige内部-a.jpg

中には犬連れの地元民が和気あいあいとお酒とお食事の席を楽しむ様が方々で見られ、民族衣装を着て片手にワインのごっそり乗ったお盆を高く掲げながら足早に通り過ぎるウェイトレスのお姉さん、壁に飾られた沢山の鹿の角、お店の猫が余り物をねだる様子も愛嬌たっぷりと、周りを見ていて飽きることがありません。

ウィーン1区や19区を始めとしたウィーン市内のホイリゲは観光客をターゲットとしたところが大部分であるため、ハイプライスかつお味もそこそこといった場所が多いのですが、こうして郊外まで来ると地元の人しか訪れないため、雰囲気もお味も本物のホイリゲを堪能することができます。

前の記事でも取り上げたモストとシュトゥルム(何れも発行段階のワイン)は大抵どこのレストランでも10月頃までしか見られないのですが、ここではまだ置いている様子!

今年最後のチャンスと思い定め、モストのゲシュプリッツト(モストを炭酸水で割ったもの)をオーダーしました。(炭酸水ではなく、水道水で割ってもらうこともできます。ウィーンの水道水は聞いた話によるとアルプスのお水だそうで、とってお美味しいんですよ~)

壁のメニュー.jpg

 -Entenfilet   :カモ肉のフィレ

 -Hirschragout  :鹿肉のラグー(シチュー)

 -Hirschsteak   :鹿肉のステーキ

わっ、美味しそう~!!!

鴨肉も鹿肉も日本ではあまりお目に掛ったことがないし、この3つの何れかにしたい。

どれにしよう・・・、と迷っていたところ、通りかかったウェイトレスのお姉さんに、友人が私のために「付け合わせは何か」と質問してくれました。

聞いたところによると、カモ肉のフィレがマロンを含めごっそりサイドディッシュが付いてくるらしく、あと一皿しか残っていないとのこと!

ああ、限定に弱い日本人。勿論それにしましたよ(笑)

込み合っていたためか30分ほど待たされましたが、とっても美味しそうなお食事が運ばれて来ました!

Entenfillet-a.jpg
ポーク-a.jpg

左上: 著者の頼んだ「カモ肉のフィレ」。マロン、レンズ豆、紫キャベツ、お団子、オレンジ添え。

右上: 友人の頼んだ「鹿肉の煮込み」。ハーブ入りのお団子、オレンジ添え。

左下: 夫の頼んだ「ポークのオーブン焼き」。とってもジューシーなのが特徴。お団子とザワークラウト(発酵させたキャベツ)添え。

右下: 友人の頼んだ「トスカーナ」。ピッツアのようなトースト。

注文したのはこんな感じですが、やはり著者のカモ肉のフィレが絶品でした!!!

通常ホイリゲでは、結構素朴な味付けの料理を出すことが多いのですが、こればかりは付け合わせと言い、上に掛けられたソースと言い、どれ一つとってもエクセレント!

本来ならば、この後必ずデザートを頼むところなのですが、4人ともお腹がはち切れそうにいっぱいだったため、敢え無く断念・・・。次回こそ、ぜひ☆

ポプリ-a.jpg

さてこちらは昨日お話したショップで購入したお土産(自宅用)。

左はサシェ(ポプリ)。香りは"snowy cabin"と"HOT CIDER"。前者は甘い緩やかな香りの中にパインがほのかに利いており、後者はアップルサイダーとシナモンの入り混じった様な芳香。用途はバスルームに置いたり、掃除機のバキュームバッグやごみ箱に入れたり、車やスーツケースの中、クローゼットや地下室(ウィーンでは一般的)、ギフトボックスに入れたりするんですって。

右はヤギのミルクで作られたソープバーで、香りはそれぞれ「ワインの葡萄」、「ローズ」、「ホワイトオリーブ」となっています。この他にもアンズやグリーンオリーブ、チョコレートといった個性的な香りの石鹸が15種類ほどありました。

一方、友人はクリスマス・ツリー用のオーナメントをいくつか購入していましたが、我が家には今年やんちゃ猫がファミリーに加わってしまったため、ツリーを飾れるかちょっと疑問・・・。ということで、綺麗なお飾りの収集は一時保留と言うことになりました。

友人はクリスマス毎に毎年テーマとカラーを決めて、ツリーだけでなく家じゅうをトータル・コーディネートします。

去年はパステル・ピンク、パステル・ブルーとパステル・グリーンといった具合にパステル調、一昨年はエンジェル・グッズ、今年は原点に戻って赤と緑、そしてゴールドで飾り立てるのだそうです。この時期、彼らのお家を訪問させてもらうのが、毎年密かな楽しみであったりします。

今週はとうとう雪が降って、毎朝道路では車の雪掻きにいそしむ男性がたくさん。

そんな寒いウィーンで著者もちょっと体調崩し気味なのですが、また面白いことを色々見付けて記事にしていきたいと思います!

デコバナー猫2匹-a.gif

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筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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