モーツァルト・リキュールの入ったウィーンで一番美味しいコーヒー!~カフェ・ラントマン~
そんな中、無性に美味しいコーヒーが飲みたくなり、ウィーン子にも観光客にも大人気の「カフェ・ラントマン」まで出掛けてきました!
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カフェ・ラントマンは著者の一番最初の記事、「ウィーンと言えばカフェ!最もエレガントと称されるカフェ・ラントマン」で紹介したカフェだということもあり、自分にとっては特別な存在なのですが、しかしここで刮目すべきは何と言ってもウィーンでも群を抜いた美味しさのコーヒーでしょう。
カフェ・ラントマンのコーヒーは通常のコーヒーが4.7ユーロから(エスプレッソのみ3.0ユーロ)、リキュール入りのものは一律7.0ユーロと、他のカフェハウスに比べて1~2ユーロお高いのが特徴。但し、そんな差額など喜んで払えるほど、ここのコーヒーは絶品なんです!
今回頂いたコーヒーはこちら。
左がモーツァルト・リキュール入りの、その名もずばり"モーツァルト・カフェ"!
ラージサイズのエスプレッソにホイップクリームをたっぷりと乗せたものに、アーモンドスライスがふんだんに振りかけられています。モーツァルト・リキュールが添えられて来るので、これをお好みで注いで頂きます。
右のコーヒーは"フランツィスカーナー"と呼ばれ、メランジェの上にフォームドミルク(泡ミルク)ではなく、こんもりとホイップクリームが乗っており、カカオパウダーがトッピングされています。こちらはアインシュペンナーやメランジェ等のヴィーナーカフェ(ウィンナーコーヒー)と共に、オーストリア航空のビジネスクラスでもサーブされている人気コーヒーの一つ。
と調べてみたところ、アルコール度数17%のチョコレートクリームでした。
カルーアミルクやベイリーズを更にチョコレート風味に仕立てたようなお味で、甘めで口当たりが良い半面、結構アルコールが強いので、コーヒーには調整しながら入れた方がベターです。
モーツァルト関連のフードと言えば、モーツァルト・トルテやモーツァルト・クーゲルン等、尽く「チョコレートとピスタチオのコンビネーション・フレーバー」がオーストリア中を席巻しているだけに、モーツァルト・リキュールはピスタチオが含まれていなかったので新鮮な驚きを覚えました。
この度コーヒーと併せて頂いたのがこちらの自家製スイーツ。
本当は前回の記事でも紹介した"アプフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel/オーストリア風アップルパイ)のヴァニラソース添え"を頂く気満々だったのですが、こちらは大人気商品のため、著者が訪れた午後15時の時点では既に完売・・・・・・(涙)
ということで、仕方なくオーダーしたものだったのですが、乳脂の甘酸っぱさが効いていて意外と美味しかったですよ!(それでもやっぱりアプフェルシュトゥルーデルには及びませんが 笑)
ほんのりとお酒の香り漂うマロンクリームとマロンライス(搾ってあるスパゲッティ状の部分)が、チョコレートで作られた特製の花籠に盛られているという、栗好きにはたまらないデザート!
但しこれも先日の「悪魔のスペアリブ」に引き続き、非常にボリューミーですので、お二人で分けても十分楽しめる量で。何てったって、日本のモンブランの3倍くらいの大きさですから(笑)
※この花籠は、オペラの傍にあるラントマン系列の「カフェ・モーツァルト」でも頂くことができますよ。
ウィーンには名カフェが星の数ほどありますが、この老舗のコーヒーだけは格別!!!
変わったケーキや新しいスイーツがお目当てならば、他のカフェやコンディトライ(お菓子屋さん)という選択肢もありますが、美味しいコーヒーを堪能するのが目的ならば、ここラントマン以外にはもはや考えられません!
著者の中では、エスプレッソといえば、苦い、強い、酸味がきつい、胃に悪そう・・・・・・、といったネガティブなイメージが先行していましたが、この度頼んだモーツァルトカフェ(エスプレッソベース)は強さの中に香り高さと味わい深さが同居しており、ひたすら美味しい。強さが心地よい。大きなカップのコーヒーでありながら、上にトッピングされたホイップクリームが最後まで溶けて無くならなかったので、クリームの泡立て具合やコーヒーの温度等が絶妙に調整されてゲストにサーブされているのでしょう。
一度この深みのある味を経験してしまうと、残念ながら他のコーヒーは二度と飲みたいと思わなくなってしまったので、著者は美味しいコーヒーを飲みたいときは、迷わずここに通うことにしています。
お店情報はこちらまで。
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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