浜崎あゆみ、オーストリア人俳優との電撃結婚はオーストリアの知名度アップに貢献する?~Frohes neues Jahr ☆ von Wien~

公開日 : 2011年01月01日
最終更新 :
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昨年は公私ともに、皆さまから沢山の励ましやサポートを頂いて、大変感謝しています。今年もご声援に応えられるよう、頑張ってウィーン情報をレポートしていきたいと思います。

ところで31日の夜といえば、ウィーン市内ではあらゆる場所において"Silvesterparty"(大晦日パーティー)というものが開かれ、旧年を懐かしむともに、新年を家族・友達同士で祝われるのが通例です。

新年の幕開けと共に王宮前のHeldenplatsz(ヘルデンプラッツ)で催される打ち上げ花火をはじめとして、ありとあらゆる場所で大小入り混じった打ち上げ花火が上がったり、爆竹を投げたりするのもまた新年の特徴。

この花火を見るために、ウィーン子たちは1区のヘルデンプラッツ付近や、見晴らしの良いバルコニーを持つ友人宅に押し掛けるのが慣習ですが、著者もその例にもれず、大晦日は毎年友人宅開催のシルベスター・パーティーを梯子するのが恒例化しています。ただ人に向かって投げたり、窓から通りに、ひどいときは地下鉄の入口からプラットホームへ続く階段に爆竹を投げおろす等、マナーの悪い爆竹ユーザーが年々目立っているのもまた事実。破竹の勢いとは正にこのことで、うっかり巻き添えを食らって火傷等してはたまらないので、この日の移動は例年できるだけ短距離且つ、早めの時間(午前0時前後に最も爆竹の勢いが盛んになるので)に行うようにしているのでした。

昨年は向かいのアパートメント(2F)の窓に爆竹が投げ込まれた様子で、とうとう火事が発生。赤々と燃え盛る窓にパーティー出席者が唖然とする中、消防車が2台到着して、せっせと消火活動に当たっていました。これと同様の件がウィーン中心街でも恐らく起こったのでしょう。本年はウィーン1区にて遂に爆竹が禁止されました。

また過去に著者の姑は、爆竹をオープンカーの簡易屋根(布製)に向かって投げられ、一夜にして車の屋根が廃塵と化すという悲劇に見舞われたそうです。こんなに沢山の危険を孕みながらも、この恒例行事が決して廃止されないのは、「爆竹の爆音で、悪い霊を驚かして追い出し、良い新年を迎えよう」というアミニズム由来の発想が未だに信仰されているためなのだとか。

さて、毎年訪れる友人宅はアルトバウという戦前に建てられた旧式の建物ながら、近年のブームで新たに増設されたペントハウス部分に位置しており、広いバルコニーから小さな階段を上って屋上に上がると、そこからはシュテファン大聖堂をはじめ、ウィーンの景色が360度眺め渡せるというまたとない好立地。盛大に上がる花火もパノラマで見渡せるため、毎年新年のカウントダウンは、シャンパンを手にこの屋上でということになっているのですが、今年向かいのベランダに面白いものを発見しました。

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通常の2倍はある広いアパートメントの上下2階部分のバルコニーに、人が鈴なりも鈴なり、ギューギューになりながら騒いでいる様子がまるで手に取るように良く見えました。

ただしこういったプライベートではない「誰でも参加OK」型のパーティーには、得てしてマナーを心得ない人々が紛れ込むこともあり、こういった人々はアルコールやドラッグの匂いをまき散らしながら、手土産(大抵ドリンク)も持たずにパーティーを梯子し、ひたすら高価なお酒の杯を重ねた挙句に酩酊して、周囲の顰蹙を買うと言った事態になるのがお約束のパターン。

これに懲りたのか、著者友人宅でのパーティーも今年はクローズド形式となり、出席者も合計20名前後と、非常に快適でアットホームなものへと変化を遂げていました。

母親が学生時代にオーストリア人ビジネスマンの通訳兼アシスタントをしていたり、オーストリア大使と交友があったことから、著者はオースト"ラ"リアよりも先にオーストリアという国名を覚えたのですが、日本国内ではまだまだオーストリアの知名度が低いのが実情。「オーストリア」と滑舌良く発音しても、95%には「オースト"ラ"リア?」と返されるので、常に肩身の狭い思いをしていました。

何とかこの国の知名度を日本で上げる方法はないものかと思案していたところ、昨日日本では歌手の「浜崎あゆみさんがオーストリア人俳優と電撃結婚!」というニュースでもちきりだった様子。これで晴れて日本国内における、オーストリアの地位も知名度も上がると期待を寄せているのですが、「知名度」はともかく「地位」の部分は浜崎さんの今後の旦那様との関係に大きく左右される可能性も大ですので、オーストリアを愛する著者としては純粋な祝福の気持ちに加えて、何としてもこの結婚が末永く幸せに続くようにと願わずにはいられないのでした。

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藤子ちゃん:ちょこっとダイエットしてみようかな☆

ロキくん: 藤子ちゃんのお腹をもう枕にしません♪

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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