まるでメルヘンの世界!ヨーロッパの風情あふれる可愛い看板特集
オーストリアの街を歩いていると、田舎に行けばいくほど、可愛らしい看板を見掛けます。
こんな看板に囲まれると、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだよう!
今日は、そんな中世の趣たっぷりのメルヘンワールドを紹介していきますね。
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寺子屋で読み書きを習うなど、昔から識字率の非常に高かった日本人としては信じがたいことですが、中世のヨーロッパでは読み書きの素養のある人がとても限られていたため、お店は売り物を字ではなく、図柄で表現せざるを得なかったというのがこれらの看板の発祥なのだとか(著者夫談)。
ウィーンは随分近代化されてしまったので、著者の知りうる限りでは、こういった類の看板は19区のハイリゲンシュタット近辺に僅かに見られる程度。あとはザルツブルクやグラーツといった地方都市の方が、古き良き時代の名残を未だ色濃く伝えています。
◆とあるレストランのロブスターの看板
ロブスターの図柄を出しておきながら、「蟹のケラー」と表記されているところに違和感がありますが、海とシーフードに縁の薄いオーストリアではロブスターも蟹もきっと同じカテゴリーなのでしょう。
因みに左横に付いているドラゴンのミニ看板には、「美味しいシュタイヤマルク料理のお店」とも書かれています。
◆ベーカリー
一軒目のパン屋さんはマリー・アントワネットがお嫁入りの際にフランスに持参して広めたとされるキプファル(クロワッサン)を、二軒目は剣を交えた2匹のドラゴンが、王冠を戴くプレッツェルを掲げた様子が図案化されています。
◆アポテケ(薬局)
この"赤いA"は良く見ると蛇の巻き付いた一本の杖であり、これはギリシャ神話に登場するアポロンの息子、エスクラップという医神の持ち物にして象徴とされています。
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◆世界遺産・ヴァッハウ渓谷
こちぞまさにメルヘンの世界!アイスクリームだって巨大化しちゃいます(笑)
◆ザルツブルク
ここザルツブルクは胸キュン看板の宝庫!
観光客はこの通りで間違いなくカメラのシャッターを押すという、有名な通りです。
◆ローテンブルク
こちらはオーストリアではないのですが、お隣ドイツのロマンチック街道、中世の香り溢れるローテンブルクの街。
少々見づらいですが、ベルの看板など、やはり可愛いものが沢山掛かっています。
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筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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