【ローマ】イタリアの警察 ~サン・ピエトロ大聖堂への道中~

公開日 : 2011年02月02日
最終更新 :

ローマ滞在も2日目に入った著者一行。

この日は早起きしてサン・ピエトロ大聖堂に向かうはずが、昨日からの疲れが祟ったのか、上手く起きられず・・・。

ホテルで朝食を摂り、ヴァティカン最寄り駅に着いたのはもうお昼前でした。

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Carabinieri-a.jpg

何でもイタリアにおける警察は"陸・海・空軍に次ぐ第4の軍隊"というポジショニングらしく、構成も複雑で、国家警察だけでも5種類もあるのだとか。

こちらのオジサマの制服は、パンツに赤い稲妻を模したラインが入っているので、多分Carabinieri(カラビニエリ)かと。カラビニエリは1814年にサルディーニャ国王ヴィットリオ・エマヌエーレ1世によって設置されたのが起源で、当時はカービン銃(Carbine)を装備していたのが名前の由来だそうです。

著者は決して小柄なほうではありませんが、このオジサマと並ぶとまるで子供。

先日ヴァティカン博物館で、巨像の前に佇む見物客をホビットたちのようだと揶揄しましたが、本日は著者こそ紛うことなき流浪のホビット、フロド。

そしてマントを颯爽と羽織り、手には剣も持っている巨躯のオジサマは正に馳夫アラゴルン様そのもの。格好良すぎ!!!

しかも後ろには騎乗の警官まで!(オーストリアでは見たことないんですよ)

お馬さんにポクポク乗る警官を見たのは、留学先だった南米チリに次いでまだ2カ国目。

ところで、イタリアでは天下無敵(の筈)の英語がほとんど通じません。

レストランで「ガス入り」ウォーターを1つ頼んだら、「ガスなし」が2つも出てきたり、辛い味付けは嫌だと言うと、涙が出そうなほどハラペーニョの入ったスパゲッティがサーブされたり・・・。

例え抗議したところで、「あぁ、ゴメンナサ~イ♪ でもアナタ、ミズ、タクサンノンダホウガイイネ~!」「辛いのもトォッテモ、オイシイネ~♪」等と訳のわからない英語で返されるのがオチ。カオスの国イタリアよ、無理が通れば道理が引っ込むとはこのことか?

もちろん星の4つ、5つ付いたホテルや高級レストラン、ラグジュアリーブランド店等では英語ペラペラの方が待機しています。ですが、ちょっとした小さなショップや観光客の少ないリストランテ等では簡単な意思疎通はできても、込み入った内容の話や、目の前にない商品の説明なんかだとアウトです。

例えば「青味が勝ったピンクと白のストライプで、ボタンがお花型の、襟の丸くて小さい、肘にアイヴォリー色のパッチワークが入ったブラウスが、SとMサイズで一つずつ欲しい!」なんて内容は、もうお手上げ。昨年"We no speak americano"という歌が流行りましたが、まさにそんな有体です。(実は藤子ちゃんお気に入りの曲♪)

ところが言語系統の似ているスペイン語だと、面白いほど一発で通じるんです。

こちらの言いたいことを完璧に理解してくれる上に、英語だと値引き交渉もままならないのが、スペイン語で値切った途端、グンと値が下がることもしばしば :)

スペイン語が話せる方は、これを使わない手はないので、ぜひお試しを!

ところで、イタリア語ができるとどうなんでしょうね?

オーストリアだと場合によってはドイツ語(母国語)で頑張って話すと、却ってバカにされるという悲しい事態に陥ったりもしますが、イタリアはその点どうなのか、非常に気になります。

ですが、それはまた次回のイタリア旅行の課題ということにしておきましょう。

前置きが長くなりましたが、次回こそサンピエトロ大聖堂のパートに入りたいと思います。お楽しみに!<続>

デコバナーベッドからはみ出す藤子-a.gif

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ベッドからはみ出す藤子-b.jpg

でろ~~~ん

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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