墺風、美味しいパンの食べ方
墺風、美味しいパンの食べ方
先日のカフェ・ツェントラルのランチの記事(《カフェ》ラズベリーのメランジェとほうれん草のクリームスープ
)で、カイザーゼンメル(オーストリアやドイツ南部のロールパン)のお写真を掲載したところ、思いがけず反響があったので、今回改めて取り上げることにしました。
このKaisersemmel(カイザーゼンメル)は、略して単にゼンメルと呼ばれることが殆どで、英語に訳すとロールパン。以前、日本のミス・ユニバースの栄養士さんが勧める栄養価たっぷりの"黒パン"について書いたことがありますが、それとは違ってゼンメルは"白パン"のカテゴリーに分類されます。また日本で売られている、所謂"フワフワもっちりのロールパン"とは、味も食感も全く異なるのが特徴。
スーパーマーケットに行くと、わんさと並ぶパンの棚に、ゼンメルもばら売り、袋売り、叩き売り(ちょっと古いもの)と色々ありますが、一番美味しいのは、袋入りの生(?)ゼンメルを買って、自宅のトースターやオーブンで焼いて食べること!
そうすると、外側がサクサクカリカリ、中はふんわりとした食感に仕上がります。
下写真は、トースト前(左)と焼き上がり(右)。
一番お勧めしたいのは、何と言ってもバターだけで食べる方法。
こちらのバターは、「塩味」と指定しない限り「無塩」であることが殆ど。
最初は、「塩の入っていないバターなんて・・・」と思っていましたが、本当にフレッシュでクォリティの良いバターって、塩でごまかさなくても十分に美味しいんですよね。
クリーミーなバターをさっとひと塗りして食べるだけで、ゼンメルのあるかなきかの塩味と甘味がより引き立つので、パン好きにはもうたまりません!!!
それでは物足りないオーストリア人は、ゼンメルを2つに切り、サラミやペースト状のソーセージを間に塗ったりして、サンドイッチを作ります。日本では"サンドイッチ"というと、耳を切り落とした白い食パンに、卵やらキュウリやらを挟んだものを想像しますが、こちらではレストランにでも行かない限りそういったものは見掛けません。(しかもパンが必ずトーストしてあり、耳付きです)
写真は、レバーソーセージのペースト。
ペーストを塗った後は上に胡椒をふり、こんな感じにして食べます。
右にちらっと見えているのは、イタリア、カラブリア地方で作られるサラミのカラブレーゼ。
こういった食べ方や食生活などは、現地の人をよく観察していないと、思いもつかないもの。ホテル滞在ではトーストできないのがちょっとばかり残念ですが、ゼンメルも中に挟むサラミなども、スーパーマーケットで簡単に手に入るので、良かったら試されてみて下さいね!
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ゼンメルをこっそりかじる藤子ちゃんに
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