ちょっと笑える皇帝夫妻のハガキ
昨日久し振りに記事を更新したところ、皆さまからあたたかいメッセージを頂くことができたので、
本日も引き続きウィーン情報をお届けしたいと思います。
今回皆様に紹介したいのは、フランツ・ヨーゼフ1世の統治50周年を記念して作成された一枚の葉書。
向かって左に皇后エリザベート（シシィ）、右にフランツ・ヨーゼフ1世の肖像が描かれ、周りをハート型の縁で飾られているという、何とも夫婦の仲睦まじさを表現した美しいものです。
え、でもちょっと待って！？
シシィ、ちょっと若すぎじゃないですか！？！？！？
この葉書が作成されたのは1898年で、1830年生まれのフランツ・ヨーゼフは当時68歳。
対するシシィは、江戸幕府第15代将軍の徳川慶喜と同じ1837年生まれで、夫より7歳年下の61歳。
周りを圧倒する美貌で国民から強い憧憬の念を持たれていたシシィが、最も美しかった頃の姿で描かれるのは理解できますが・・・・・・フランツ・ヨーゼフをもう少し若く描くことはできなかったのでしょうか？
オーストリアでは日本とは少し事情が違い、男性は年を取った方が貫録が備わるとともに、周りの支持や女性からの人気も高くなることが得てして多いのですが、それにしてもこの肖像画の年齢バランスが有り得ないと思うのは著者だけでしょうか？？？
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筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います！
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