オーストリアの民族衣装 ～ディアンドル～
ナッシュマルクトで朝食を頂いた際に、傍のフリーマーケットで見掛けたオーストリアの伝統的な民族衣装・ディアンドル。
ここで見掛けたものはすべて子供服だったのですが、カラフルで可愛らしいデザインのものが多数見られました。胸元にはオーストリアやアルプスを代表するお花、エーデルワイスがあしらわれているのも特徴。ナチス党政権下にあったザルツブルクのトラップ一家の行方を描いたミュージカル映画「ザ・サウンド・オブ・ミュージック」にも"エーデルワイスの歌"が登場するなど、非常に愛されている花です。（但し、殆どのオーストリア人はこの映画を見たことがなく、その存在すら知らないという人も多数います！）
そもそもこのディアンドルとはアルプス山岳地帯の農民服が発祥なのですが、大きな街へ出稼ぎに来た小間使いの女性たちの間から、1870～80年代にかけて次第に上流階級の女性にまで広まったのだとか。現在ではウィーンの各フード・フェスティバルや、隣国ドイツ・ミュンヘンのビールで有名なオクトーバーフェストなどで、屋台の売りこのお姉さんたちが頻繁に着用しているのが見受けられます。
カントリーっぽさがこの上なく愛らしいオーストリア民族衣装、ディアンドル。
小さな女の子へのお土産にお一つどうぞ！
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筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います！
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