実はちょっと〇〇なエーデルワイス ~オーストリア祖国の花~
7月初旬に、ザルツブルク近郊の湖沼地帯"ザルツカンマーグート"の友人宅を訪れていた著者。
華やかな都会のウィーンとは一味違ったカントリーライフを満喫する中、こんなお花にお目に掛りました!
エーデルワイスです!
このお花はオーストリアの国花にして、アルプスの高山地帯にのみ生息するもの。
ドイツ語では"Edelweiss"(エーデルヴァイス)となり、「気高き白」といった意味合いとなります。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」にもエーデルワイスの歌が登場するので有名ですよね。
アルプスお抱えのチロル地方では特に、このエーデルワイスがお土産物や民芸品に必ずと言ってよいほどあしらわれているなど、オーストリアにとっては欠かすことのできない、正に国のシンボル的存在です。
エーデルワイスという名前の地ビールまであります!
こんなにオーストリア中で国を挙げて愛されているエーデルワイス。
どんなに可憐で高貴で愛らしいお花なんだろうと、勝手に想像していましたが、今回初対面して心に浮かんだ正直な感想を申し上げますと・・・
ちょっとキモチワルイ!?
うっかり指を差しだすと、ガシガシと噛み切られそうなおどろおどろしさです。
そんな率直な所感を横にいた夫(オーストリア人)に告げると、
「フワフワしていて可愛いじゃないか!?
オーストリアの国花をそんな風に言わないでくれ」
と真顔で反駁されました・・・。本当に愛されているんですね、このお花。
私もエーデルワイスになりたい。(あ、別に愛に飢えているわけではありません)
一部すったもんだがあったものの、アルプス地方でないウィーンでは滅多にお目に掛ることのできないお花なので、非常に貴重な体験となりました。ご旅行の皆様も、少しカントリーサイドを訪れるご予定や、アルプスでハイキングのプランがおありなら、ぜひ野生のエーデルワイスを探してみて下さいね!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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