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オーストリア/ウィーン特派員ブログ ライジンガー真樹

オーストリア・ウィーン特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2011年9月23日

【パロディ満載】あなたなら何を持たせる?~オーストリア鷲の国章~


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【パロディ満載】あなたなら何を持たせる?~オーストリア鷲の国章~

ハプスブルク家の家紋であった、オーストリア・ハンガリー二重帝国を意味する双頭鷲の紋章に代わり、
現代では、オーストリア共和国の国章として単頭鷲のワッペンが至る所で用いられています。

こちらがその紋章。

Wappen2-b.jpg


Wappen-farbe-b.jpg
わかり易いように図にも書き込みましたが、上から順に
①城壁を模した冠: 市民階級・ブルジョワジー
②麦を刈るための鎌: 農業
③金槌: 労働
④打ち砕かれた鎖: 自由
が象徴されているそうで、真ん中にある鷲の体幹部分にはオーストリアンカラーの「赤・白・赤」の国旗が縦にあしらわれています。
オーストリア第一次共和国時代には④の"千切れた鎖"の部分がなく、第二次世界大戦以降に「ファシズム(ナチズム)からの解放」を表現するために付け加えられました。
余談ですが、鷲の口から火のように吹き出た舌が、なぜか昨日のエーデルワイス の花弁を彷彿とさせます・・・。


但し、鷲が両足の鉤爪に持った"鎌と鎖"のモティーフが共産党のシンボルと混同されたり、全体的にも時代に即した国章ではないとの意見が最近挙がっている様子。
以下は、このワッペンに代わる新たなアイディアの一部。


Wappen-ski-b.jpg
両足にスキー板を履かせて
「スポーツ国家」!
スキー強豪国にして、冬のオリンピックでもメダル総なめのオーストリアならではの発想。


Wappen-gruen-b.jpg
緑の小枝を掲げて
「グリーン国家」!
オーガニック食品やナチュラルコスメティック、フェイクファー(動物愛護のため)が数多く流通するなど、エコ意識の非常に高いオーストリア。これもこの国ならではのアイディア。


Wappen-trink-b.jpg
ワインボトルとグラスを抱えて
「飲み国家」!
魅力的過ぎる、この発想・・・
フランスの陰に隠れて日本ではあまり有名でないものの、オーストリアは美味し~いワインの名産地です。


Wappen-schnitzel-b.jpg
最後は著者が勝手に描いた「食い倒れ国家」。
判別しにくいですが、シュニッツェル(ウィーン風カツレツ)と、カツレツに搾るレモンを持たせています。オーストリアの美味しい食文化を世界に発信して、更に観光業が盛りたてられますように!という願いを籠めて。


Wappen-standerd-b.jpgそれにしてもこのワッペン、よくもこんなにいじられるものだと感心していたところ、9月17・18日付けのオーストリアの全国紙、DER STANDARD(デア・シュタンダート)紙の一面にこんなパロディが。
 ♪祖国よ、おまえは黒い羊だ♪
という音符付きの見出しと共に、鷲ではなく黒い羊さんが登場!
"厄介者"を意味する黒い羊の頭には冠の代わりに植木鉢、両足には鎌と金槌ではなくバナナ(貧しい国の例え)とユーロ紙幣の束が描かれています。
どうやら一連のギリシャ経済破綻騒動に対する度重なる資金援助を痛烈に皮肉った風刺画のようです。
聞いたところによると、経済が比較的裕福なオーストリアやドイツは、ギリシャを始めとする赤字EU国に出資してばかりの模様で、連日のテレビ報道などを見ていても、オーストリア人は既に我慢の限界に達している様子。。。EU統合により、EU域内は出入りが自由で便利になったものの、いいことづくしではないようです。
早くギリシャやポルトガルの経済が回復してくれると良いですね。

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カテゴリー エンターテイメント・音楽・ショー 文化・芸術・美術
2011年9月23日
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      ウィーン特派員
      ライジンガー真樹
      スペイン語と異文化研究のため高校時代に南米チリへ留学、国際基督教大学(ICU)卒業。外資系広告代理店のメディアプランナー、欧州系エアライン2社の客室乗務員を経て現在はモード業界 に。仕事の傍ら子育てと執筆に勤しみ、ウィーンで話題のスポットや伝統的なカフェとスイーツ、日本とはかなり異なるオーストリア事情など、バラエティに富んだ情報をお届けすべく活動中!連絡先Facebookページ DISQUS ID @disqus_zl3jc0QKNG

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