男性客室乗務員が女性に大変身

公開日 : 2011年10月12日
最終更新 :
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"このオーストリア航空のスチュワーデスは嘗て男だった"

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名前も顔写真も大衆紙で公開されているので、本人も承諾したうえでの内容と思われますが、2010年5月まではオーストリア航空にて男性客室乗務員として乗務に当たっていたそうで、彼曰く「女性の心を持ちつつ、間違った(男性の)体で生き続けることは苦痛だった」、「子供のころから、男性の身なりをしていても"お嬢さん"と呼ばれたかった」等の供述が。長年の精神的苦痛に耐えきれず、2009年初頭にベルンハルトさんは女性になる決心とともにホルモン投与を始め、変身後は女性としての登録を済ませたうえで、新しいパスポートとユニフォームを取得し、新たな人生を切り開いたようです。

オーストリアはかなりリベラル且つオープンなお国柄で、ウィーンにも複数ヌーディスト用のビーチが存在しますし、温泉施設にもヌーディスト・ゾーンが設置されています。晴れた夏日和のシュタット・パーク(国立公園)やフォルクスガーテンなどでは、芝生の上に寝転がり、水着姿で日焼けを愉しむ男女がごろごろ。また、このホイテ紙でも毎日3面には必ず水着や下着姿のモデル(大抵はヴィクトリアズ・シークレット・モデル)がフィーチャーされるなど、最初は日本人としては驚きの連続でした。「こんな子供でも読める無料大衆紙に、良俗を疑うような記事や写真を載せるのは如何なものか!?」と憤慨していた著者ですが、オーストリア人の言い分を聞いてみたところ、「下手に隠すよりも犯罪が減る」とのご意見だそうで、確かにオーストリアは日本よりもよほど犯罪が少なく、かなり安全な国。ナイトクラブ帰り、夜中の2時~3時に歩いて家まで帰っても、怖い目に遭ったことがありません。(あ、でも真似しないでくださいね!責任は持てませんので)どこもかしこも健康的な肌見せで溢れ返っているので、女性が少しくらい露出した格好で歩いたところで、周りの男性はまったく興味がない様子。

ところ変われば発想も随分と異なるようで、最近ではむしろ良いアイディアなのではないかと納得してしまいました。

文化が全く違うので、同じ手法が日本で通用するかはわかりませんが、思わぬ発想の転換で犯罪を減らすことが可能だといいですね。

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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