【クリムト生誕150周年】レオポルト美術館の「死と生」
先の記事では、来年2012年がウィーンを代表する19世紀末~20世紀初頭の画家グスタフ・クリムト生誕150周年(クリムト・イヤー)であることと、ウィーンでは彼の残した足跡や作品に数多く触れられることをお知らせしました。
今回はそんな中から、レオポルト美術館にてお目に掛れる「死と生」を紹介したいと思います。
この作品の題材は「死と生」(原題"Tod und Leben")。
この思想はまさしくクリムトの思想の中心に常在したもので、彼の他の作品においても繰り返し用いられているテーマです。またこの概念は彼だけではなく、同じ時代を生きたウィーン画家エゴン・シーレや、「叫び」で世を震撼させたノルウェーのエドヴァルド・ムンクによっても取り扱われていたため、この時代に共通したテーマといわれています。
官能と死の馨りはクリムト思想の根底を脈々と流れるものですが、この「死と生」はそのテーマが最も具現化されたものと言えるでしょう。
レオポルト美術館はお土産コーナーも充実しているので、クリムトファンの方は必見!
お洒落にティータイムを愉しみたい方にはこちらのティーカップやマグカップがお勧めです。その他にもカレンダーやマウスパッド等も取り揃えられているので、お土産にも最適。クリムトイヤーの記念にも是非どうそ。
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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