アルトミュンスターでの、ある夏の一日

公開日 : 2012年02月13日
最終更新 :

昨夏、休暇で出掛けたアルトミュンスターにある、夫の友人のお家。

アルトミュンスターはウィーンから車を飛ばして2時間程度で、アッパーオーストリアの州都リンツと、モーツァルトの生まれたザルツブルクの丁度中間に位置しています。

地球の歩き方本誌にも載っていないほど小さなアルトミュンスターですが、食器のグムンデン焼きで有名な街・グムンデンにほど近い、湖沼地帯ザルツカンマーグートにある、湖畔ののどかな村です。

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毎朝晩、この大自然の中を犬の散歩に行くと言う友人。何てロハスなライフスタイルなんでしょう!

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この日の朝、トラウンゼーで釣って、そのまま燻した新鮮なものを買いつけて来てくれたそう。

少し前の記事にも書きましたが、新鮮なお魚が入手しづらいオーストリアでは、これはかなりの贅沢!

お写真では判断しがたいでしょうが、こちらのお魚は体長30~35cm程度で、丸々と超えた見事なもの。燻し加減と塩加減が抜群によく、ウィーンでは滅多に味わえないフレッシュで美味しいお料理だったものの、「お魚大好き!」な著者も夫も、一人で一匹食べきれなかったほどの大きさ!

ちなみに、この独特な模様のお魚型のお皿は、もちろんグムンデン焼き。

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通常のマリレンクネーデルは、中にマリレ(アンズ)の詰まったトプフェンチーズの生地を丸めて茹でたものに、甘くて香ばしいパン粉と粉砂糖を振りかけたものを指しますが、こちらのアイスマリレンクネーデルとは、中にヴァニラアイスが入ったもの。

オーストリアの特産物でもある甘酢っぽいアンズと、冷たいヴァニラアイスの組み合わせが何とも言えない、暑い日にぴったりな夏仕様のデザートです。

同じオーストリア国内でも、都会のウィーンと湖沼地帯のアルトミュンスターとでは、日常生活が180度異なるのが面白いところ。たまにはウィーンの喧騒を離れて、ゆったりとした時の流れを感じてみるのも良いかも知れませんね。

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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